市場価値なんて気にする必要なし!それより大事な自己分析。
市場価値、気になりますよね。
でも大丈夫、この記事を読めばそんな言葉にふりまわされなくなります。
●市場価値より大切なXXXX
●自分と向き合うことの大切さ
こんにちは。よたろーです。
今は研修講師を中心に国家資格キャリアコンサルタント、コーチなど、皆さんの「イキイキ」「ワクワク」「ドキドキ」働きたい、に寄り添う仕事をしています。
キャリアを考える研修や、キャリアや転職を考える相談も受けています。
私自身、40代後半で初の転職を果たして今の仕事につくことになりました。
その過程で私も自分の「市場価値」に惑わされましたが、無事に今の仕事にたどり着けています。
この記事を最後まで読んでいただければ、「市場価値」なんて気にしなくても大丈夫なことがわかります。
そして市場価値以上に自己理解が大事なことが理解できます。
市場価値なんて幻想
まず「市場価値」という言葉の意味と本質について考えてみたいと思います。
「市場価値」という言葉について、もっと詳しくは下の記事でじっくり書いていますので、この記事を読んだあとにでも、さらに興味がわいたら読んでみてください。
市場価値なんて存在しない
ひとことでいうとこれに尽きます。
「市場価値なんてものは存在しない」
ホントはね。
だったあなたも私も、そして誰ひとり、売り買いの対象じゃないわけです。
転職市場とかジョブマーケットとかいったりしますが、実際はなにも売り買いされてるわけじゃない。
これが事実です。
ただもう一方の現実として「市場価値」という言葉が使われている、という事実も存在しています。
この場合に指す市場価値とは、
あなたが転職するとなったときにいくらくらいの給料で雇ってもらえそうか
を表す意味で使っている、というのが現実にいちばん近いところでしょうか。
ただそれもあやしいもので、相場が存在するわけではないですし、一人ひとり条件が違います。
結局のところ、「なんとなく」市場価値という言葉が使われているだけ、というのが実情でしょう。
市場価値=あなたの価値ではない
そしていちばん勘違いして欲しくないのがこの点です。
市場価値は、あなたの価値とは一切関係がない
人間は一人ひとりがかけがいのない存在です。
誰ひとりとして同じ人はいませんし、みんながみんな等しく貴重な存在です。
何きれいごといってるんだ、と思ったかもしれません。
そう思われる方もいるでしょう。
でも私はそうは思いません。
子供のころから学校の成績で比べられたり、他の子と比べられたり、スポーツの大会、読書感想文…たしかにずっと比べられて優劣をつけられてきたかもしれません。
仕事をするようになっても、業績で比べられ、資格取得、昇格・昇進…ずっと比べられている人生かもしれません。
たしかにそういった側面もあることは否めません。
不都合な真実として存在することも知っています。
私も同じ境遇で受験戦争や学歴競争にもまれてきた経験が少なからずありますから。
そしてそれで一喜一憂をくりかえしてきました。
今でも「人と比べる」ということから完全に離れられているかと問われたら、まったくそんなことはないです。
頭ではわかっていてもついつい…というのも含めて比べたり競争したりというのからはなかなか自由にはなりきれていません。
それでも、いやそれだからこそ、人間一人ひとりはかけがえのない、比べようのない存在だと信じています。
ましてや「市場価値」なんていう一面だけで自分の価値が決められている、なんて思ってほしくないのです。
市場価値なんて気にしなくていい
もうおわかりでしょうか。
市場価値なんてそもそも存在しないんです。
本当は。
もちろん言葉として使われているという現実はありますが、それはそれ。
くりかえしになりますが、そもそも市場なんて存在しないんです。
あなたも私も、値踏みされて売り買いされる存在じゃない。
そしてそんな場所も存在しない。
ましてやあなたの価値とはまったく関係ありません。
ですから市場価値なんて気にしなくていいんです。
というか存在しない市場価値を、どうして気にすることができますか?
くりかえします。
市場価値は幻想です。
そうですよね。
じゃあどうしたらいいんだ、という疑問について考えていきます。
市場価値より大切なこと
市場価値が気になるのはなぜ?
市場価値なんてそもそも存在しないし気にする必要もないと、くりかえしお伝えしてきました。
それでもやっぱり気になりますよね?
だからこの記事を読んでくれてると思うんです。
あなたの市場価値を気にする気持ちは事実として存在するわけですし、そういう気持ちは痛いほどよくわかります。
そこでふりかえってみてほしいのが、
「なぜ自分の市場価値が気になったのか?」
という気持ちです。
そもそもなんでそんなことが気になったのか?
いつから気にするようになったのか?
なにか特にきっかけはあったのか?
どうでしょうか。
なにか思い当たることはありましたか?
転職したいと思ったから?
具体的に転職までは考えてないけど、このままじゃ不安だから?
今の仕事に飽きてきた?
転職も辞めたいとも思ってないけど、自分の会社がひょっとしたらひょっとするかも?
具体的には当てはまることも当てはまらないこともあるでしょう。
少なからず今の環境になんとなく不満とか不安とかを感じているのではないでしょうか。
転職とは関係ない?
いきなり転職するとかしないとかは置いておいて、もう少し気持ちに目をむけてみましょう。
市場価値が気になった背景にはなにがあるのか、という気持ちです。
きっと今すぐ転職したい、とか会社辞めたい、とかいう強い不満があるわけではなさそうですね。
またどうでしょう。
今の仕事自体にもそんなに不満が…
ある?
でもまだ転職という気にはならないんですよね。
それはなにがあってとどめてるんでしょうね。
転職活動自体に不安がある、というところでしょうか。
もし転職活動はじめてみたいんだけど不安が、ということであればまず行動することが大事です。
転職活動をはじめるにあたって、まずどんな行動をすればよいか、ということについては以下の記事で詳しく書いていますので参考にしてみてください。
話しをもどして、もし今の仕事自体に大きな不満がないとすると、それって素晴らしいことじゃないですか?!
でも市場価値が気になっちゃったのはなんでですかね?
もし今の会社にも仕事にもそんなに大きな不満も不安もない、ということであれば、市場価値もいいんですが、もっと自分に目を向けてみてはいかがでしょうか。
市場価値より自己分析
市場価値よりも気にしてみてほしいこと。
それが自己分析による自己理解です。
すぐに転職ということでないのであれば、あやふやな市場価値なんかに惑わされるよりも、しっかりと自分と向き合うことを強くオススメします。
今のうちに自己分析をしっかりとして自己理解を深めていくことは、将来的に転職するしないに関わらず、これから先働いていく上で非常に有効です。
自分の強みや価値観をつかんでおけば、転職だけでなく異動や組織変更、昇格など、様々な環境変化に対応することができるでしょう。
たしかにそのとおりですね。
自己分析をとおして自己理解を深める方法というのはたくさんあります。
いちばん簡単なのは自問自答することです。
なんですがこれも「なにを問うか」が意外と難しいかもしれません。
そこで参考になる本を3冊ご紹介しておきます。
自己分析に役立つおすすめ書籍3選
1.『質問7つの力』:自己理解のための問いを知る
以下はアマゾンの商品紹介ページからの引用です。
この中に書かれていますが、ホント「名著」だと思います。
*本書は2003年に小社(引用者注:ディスカバリー・トゥエンティワン)より刊行された『その気にさせる質問力トレーニング』を改題、再編集したものです。
質問は「答えを引きだす」
質問は「思考力をきたえる」
質問は「貴重な情報を引きよせる」
質問は「状況をコントロールする」
質問は「人の心をひらく」
質問は「聞く力を向上させる」
質問は「人をその気にさせる」部下指導、交渉、セールス、面接、取材、
家族との会話、そして“自分への問いかけ”etc…
あらゆるコミュニケーションは「問い」から始まる。ビジネスコミュニケーションの名著、復刊です。
2.『その幸運は偶然ではないんです!』:自己理解とキャリアの関係を知る
キャリアチェンジ、自己変革、行動すること。
いろんな面において大きな影響を与えてくれた一冊です。
この「よたろーのブログ」内でもしつこくご紹介しています。
ぜひあなたに読んでみていただきたい一冊です。
下記の記事でこの本について詳しく紹介しています。
人生に迷ったときに読みたい一冊。キャリアコンサルタントおすすめキャリアの本。
3.『人生を変える記録の力』:自己理解のフレームを知る
メンタリストDaiGoさんの本です。
SWOT分析含め自己理解にとどまらないたくさんのフレームが紹介されています。
自己理解だけでなくいろいろな資料をまとめたりするのにも大いに役立ちますね。
自己理解についてもっと知りたい、とか興味がわいたら、以下の記事で自己理解について詳しく書いていますので読んでみてください。
まとめ:まずは自分としっかり向き合いましょう
ここまで読んでいただきありがとうございます。
いかがでしょうか?
あやふやな「市場価値」なんかを気にするよりもしっかりと自己分析をして自己理解を深めるほうが意味もあるし、いろいろな点で役に立ちそうだなと感じていただけたらうれしいです。
自分と向き合うことを学べば、異動、昇進、降格、転職、といった仕事上のさまざまな局面で役に立つことはもちろん、人生のいろんな局面で迷ったときに立ちもどる原点になります。
もし働くことやキャリアに関して迷うことがありましたら、キャリアコンサルタントの私に直接ご相談いただくのも大歓迎です!
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