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市場価値が低いから転職に不利?もっと大事なことに目を向けよう。

2022/05/03
 
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一人ひとりがイキイキワクワク働ける世界を創りたい|研修講師/コーチング/キャリアコンサルティングを通して年間延べ1000人以上を支援。個人の転職支援と組織の人材育成、マネジメント、組織風土開発といった課題解決をお手伝い。広告業界(20年)の経験を経て転身。読書の専門家/英語TOEIC990点/FP3級/ウェブ解析士。毎朝全集中の呼吸でヨガと坐禅にハゲんでいます。千葉県在住。妻と娘の3人家族
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はてなさん
はてなさん
転職しようか迷ってるんだけど、市場価値が低いとダメなのかなぁ…?
そもそも自分の市場価値ってどのくらいなんだろう?

 

こんな疑問に答えます。

本記事の内容
●自分の「市場価値」が高い/低いとはどういう意味?
●転職市場での市場価値を知る方法
●「市場価値」に惑わされずイキイキ働くために

 

この記事を読むと、「市場価値が低い/高い」という言葉に惑わされなくなります。

そしてもし転職したいのであれば、それに向けてやるべき正しい方法がわかります。

 

こんにちは。よたろーです。

今は研修講師を中心に国家資格キャリアコンサルタント、コーチなど、皆さんの「変わりたい」「成長したい」に寄り添い、一人ひとりがイキイキと働ける世界創りを目指して仕事をしています。

キャリアを考える研修や、キャリアや転職を考える相談も受けています。

よたろー(@YotalogR)

私自身、40代後半で初の転職を果たして今の仕事につくことになりました。

転職活動の過程で私も自分の「市場価値」に惑わされましたが、無事に今の仕事にたどり着けています。

 

そんな私の経験もまじえながら、「市場価値」の悩みから解き放たれて、やるべきことに突き進みましょう!

「市場価値」の高い/低いなんて、ぶっ飛ばそうそんな悩みは消し去りましょう!
よたろー(私)
よたろー(私)

 

自分の「市場価値」が高い/低いとはどういう意味?

そもそも「市場価値」とはなんなのか?

 

そもそも「市場価値」っていったいなんなんでしょうね。

考えたことありますか?

今回この記事を書くにあたっていろいろと調べてみたんですが、そもそもこの「市場価値」という言葉があいまいで、しっかりとした意味も考えられないまま安易に使われすぎているな、と。

そのせいで「市場価値」という言葉がひとり歩きしていろんな悪さをしてるんだと感じました。

 

最初にちょっと「市場価値」の言葉の定義について調べてみたいと思います。

つきあいきれん、というあなた、ここは読み飛ばしてもらっても大丈夫です(笑)

 

「しじょうかち」を辞書で調べてみましたが、手もとの辞書にはまず「市場価値」という言葉はありません。

まず市場:

しじょう【市場】①[経]需要と供給との間における交換関係。国際市場など。特に、売り手と買い手が集まって取引を行う所。「ーを開拓する」②→市場(いちば①)。「青果ー」

出典:学研現代新国語辞典 改訂第六版

一応「いちば」も見ておきましょう。

いちば【市場】①定期的に商人が集まって品物の売買をする所。市(いち)。「青物ー」

出典:学研現代新国語辞典 改訂第六版

ほー、「商人」って呼ぶんですねぇ、とかいろんな発見がありますがいったん横においておきましょう。

「いちば」のほうはいったん忘れてよさそうなので「しじょう」に戻りましょう。

 

市場価値の「市場」とは、経済用語からきてるようで([経]の表記)、「需要と供給」「売り手と買い手」という言葉からもわかるように売る側と買う側の双方がいるということですね。

 

簡単に「価値」も押さえておきましょう。

かち【価値】①その物事や行動が、どのように役立つかという程度。また、値うち。「一読のーがある本」「投資するーがある」②[哲]個人の好き嫌いに関係なく、一般によいものとして承認すべきもの。真・善・美など。

出典:学研現代新国語辞典 改訂第六版

へぇ〜、哲学用語でもあるのか…。

ま、それはさておき「物事や行動」についてのことなんですね。

念のため「値うち」も見ておきましょう。

ねうち【値打ち】[物の値を見定める意から]その物・事柄・人が持っている有用性の度合い。「やってみるだけのーはある」「値段だけのーはある」

出典:学研現代新国語辞典 改訂第六版

ん?

ちょっとよくわからなくなってきましたが、「値うち」には「人」が持っている有用性、という言葉が入ってきましたね。

 

こんなふうに整理してみました。

価値:物事、行動が、どう役立つのか

値うち:物・事柄・人が持っているものの一部が、どの程度役に立つのか

 

つまりまとめると、

「市場価値」とは、「売り手と買い手」という二者が集まっている場所で決められる、物事・行動がどのくらい役に立つかという尺度を表したもの

といえますね。

 

売り手と買い手の間で決めていくので価値は一定ではなく変動する、ということですね。

それを表したのが需給曲線というやつですね。

社会の授業とかで見たことあるんじゃないでしょうか。

出典:ウィキペディア「需要と供給」の項よりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%80%E8%A6%81%E3%81%A8%E4%BE%9B%E7%B5%A6

頭痛くなってきました?

大丈夫です。

ここは重要なところではありませんので。

 

大事なのは「市場価値」とは、先ほど書いたことを繰り返します。

「売り手と買い手」という二者が集まっている場所で決められる、物事・行動がどのくらい役に立つかという尺度を表したもの

つまり「売り買いがあるところで」「物事や行動」のことを指すものであって、「売り買いが発生しない所に市場価値は存在しない」し、「人間の価値と市場価値は関係ない」ということです。

 

じゃあ転職とかに際してよくいわれる「市場価値」っていったいなんなんでしょうか。

 

「市場価値」とは転職市場における評価のこと?

 

今日この記事で取りあげている、世の中でよくいわれている「市場価値」についてはこう理解しました。

 

「市場価値」とは転職市場における評価のこと

 

これを見てあなたどう思いました?

そのとおり?

まぁそうだよね?

違和感ないけど…?

 

私も最初はそう思ってました。

ただこの記事を書くきっかけにもなったんですがこの定義(と呼べない定義)、よくよく見ると違和感だらけだなぁと。

そしてのこの違和感のある、どちらかというとおかしな表現が人を苦しめていることが多いと思うといても立ってもいられなくなってこの記事を書いています。

先ほどの項で「市場価値」をこう整理しました。

「売り手と買い手」という二者が集まっている場所で決められる、物事・行動がどのくらい役に立つかという尺度を表したもの

 

この前提から考えるといろんな疑問がわきます。

  • 「転職市場」ってなんですか?売り手は誰で買い手は誰?
  • 取引されているものはなに?
  • 転職市場における「価値」ってなんのこと?

一般的に「転職市場」(というものがあるとして)を考えた場合、登場人物は以下のようになります。

  • 採用したい企業
  • 転職したい人
  • 転職者を放出する企業
  • (転職エージェント)

いちばん最後の転職エージェントを()でくくっているのは、実際上は大きな役割を果たしていますが市場としてとらえた場合には直接のプレイヤーではないからです。

説明を簡単にするためにいったん除外します。

そうするともし市場だと仮定すると、そこにいるのは下記の三者だけになりますね。

  • 採用したい企業
  • 転職したい人
  • 転職者を放出する企業

さてこの場合、いったい売り手は誰なんでしょうか?

じゃあ買い手は?

そして価値が決められる対象となる「物事・行動」は?

 

「自分の市場価値」なんていう表現を安易に使いますけど、自分って売り買いの対象なんですか?

人身売買ですか?

 

転職するとして、その転職先はあなたを買ってるんでしょうか?

そして放出する企業はあなたに値札つけて売ってますか?

 

なんだか考えれば考えるほど、「転職市場」っておかしな呼び方だと思いませんか?

でも現実にはそういう言葉がまかり通っているわけで、世の中がそうなっている以上は、うまく立ち回ることを考えないといけませんね。

 

転職市場での市場価値を知る方法

転職市場において自分の市場価値を知る方法は?

 

自分の「市場価値」を高めるためにはまず、自分の「市場価値」を知らないといけません。

この場合の「市場価値」というのは、自分はどんな仕事にいくらの給料で雇ってもらえそうか、という非常に限定された意味合いだととらえてください。

これ以降は読みづらいので「市場価値」の「」をはずして表記しますが、あくまでもほんとうの意味での市場価値ではないことは強調しておきます。

 

さて市場価値を知る方法ですが、大きく分けると2つくらいかなと。

その2つとは、

  1. 人に聞く
  2. 診断する

です。

それぞれ見ていきましょう。

転職市場での市場価値を知る方法その1:人に聞く

はてなさん
はてなさん
人に聞くって誰に?

くどいようですが、ここでいう市場価値とは転職市場における評価で、上でも一度書きましたが「どんな仕事にいくらの給料で雇ってもらえそうか」という限定された情報であることはしっかりとご理解ください。

その上で誰がそんな情報を持ってるのか、ということですね。

その情報にいちばん詳しいのが転職エージェントです。

まったく転職経験がなかったり転職を考えていないと、「転職エージェント」といわれてもピントこないかもしれませんね。

「リクルート」とか「デューダ」とかの会社やサービス名は聞いたことがあるんじゃないかと思います。

その他にもたくさん会社はありますが、そういう転職サービスを扱っている会社で転職のお手伝いをしてくれる人たちのことです。

 

転職エージェントは企業によってキャリアカウンセラーとかキャリアアドバイザーとか、その他いろいろな肩書を名乗りますが、いずれも転職希望者と人を雇いたい企業の間を繋ぐ役割を果たしています。

私たち個人の側から見ると、転職をサポートし企業への紹介をしてくれる役割をになってくれる存在、なので代理人すなわちエージェントと呼ばれています。

彼らのもとには転職したい/する/した人のデータと、企業からの求人情報のデータの双方が集まっています。

そして経験に基づいた知見もあります。

 

彼らの情報や知見を生かさない手はありませんし、逆にそれだけの情報や知見は個人では集めることは不可能です。

少しでも転職を考えているのであれば、会って話しを聞いてみるのも決して無駄になることはありません。

とはいえ相手も人間ですから、人によって考え方の違いや偏りがあるのは事実です。

 

転職エージェントは基本的に求職する企業からお金をもらうというビジネスモデルなので、ときに様々なプレッシャーがかかることがあるわけで、そのあたりの詳しい話は以下の記事に紹介していますので、興味があったら読んでみてください。

【知らないと損】40代。はじめての転職活動で失敗しないために

 

話しを戻してどうしたらその転職エージェントとやらと会って話せるのか、について。

それは転職エージェントサービスに登録する、ということです。

登録すると向こうからメールなり電話(はいきなり、というのは少ないでしょうが)なりで連絡がくるので、スケジュールを調整して会うという流れです。

 

転職エージェントは転職のプロですが、そうはいっても人なので、あなたとの相性とか会社の方針とかそれぞれあるので、複数のエージェントと話すことを強くおすすめします。

とはいえどこにしたらよくわからん、ということであれば、まず手始めに有名どころの以下の転職エージェントに登録してみるのがよいでしょう。

クリックするとすぐに登録ページに飛べます。

1.リクルートエージェント転職支援サービス 

2.dodaで優良企業の求人を探そう! 

試しにということであれば、上記の2社に登録してまず会って話してみるというのでじゅうぶんでしょう。

 

他にはどんな転職エージェントがあるのか興味があれば下記の記事が参考になると思います。

ぜひ読んでみてください。

40代になって後悔しない転職活動のすすめ

 

転職市場での市場価値を知る方法その2:診断する

人に聞くのとか登録したりアポとったりめんどくさいなぁ…
こまったさん
こまったさん

と思ったものぐさなあなたには、診断という方法をご紹介します。

転職エージェントで紹介したリクルートやデューダを運営しているパーソル以外にも、転職サービスの企業がいろいろな診断ツールも用意しています。

こちらも呼び方や診断できるものがそれぞれですので、代表的ないくつかを紹介しておきます。

こちらが一覧です。

サービス名称 「市場価値診断テスト」 ミイダス 「年収診断・年収査定シミュレーション」 「適職診断」
サービス提供者 type パーソル パソナ リクナビNEXT
登録 必要 不要 不要 必要
市場価値診断 × ×
他診断内容 シゴト満足度/シゴトで重視している最優先項目 選考条件に一致した企業数/面接確約オファー数

(年収相場のみ)

仕事選びの価値観/隠れた性格
診断トップへ移動 ミイダスへ移動 診断トップへ移動 診断トップへ移動

それぞれ詳細を見ていきましょう。

 

まず「市場価値」と名乗っているものから。

1.type「市場価値診断テスト」 ←クリックで「市場価値診断テスト」ページへ

株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職・求人情報サイト「type」です。

「市場価値診断テスト」のリンクをクリックするとこんなページに飛びます↓

そしてこのページの一番下にある「市場価値診断テストを受けてみる」のリンクをクリックするとこんなページへ…

メッチャ浮かれてる…

トーン違いすぎませんか、日本キャリアデザインセンターさん(笑)

それはさておき、

「シゴト満足度診断」というテストページに飛びます。

ここから先はtypeに登録する必要があります。

登録は簡単です。

名前とメールアドレスだけ。

登録すると「シゴト満足度診断」が受けられるようになります。

診断は簡単な質問に答えるだけであっというまで、こんな診断結果が出ます。

いやー、シゴト満足度94%ですって。

高くてよかった!

 

…あれ?

これ、市場価値診断なのか…

こちらから→ シゴト満足度診断のトップページへ

 

気を取り直して次。

2.ミイダス ←クリックでミイダスのトップページへ

転職サービスのdodaを運営しているパーソルホールディングスが提供しているサービス。

「あなたの市場価値を見いだす転職アプリ」とはっきり「市場価値」とうたっています。

こちらは市場価値診断だけなら無料で、登録不要です。

自分自身について、から職歴やスキル等について、ズンズンズンズン答えていくと…

こんな感じで「あなたの経験・スキルを求めている企業の数」「あなたと類似したユーザーに届いたオファーの平均年収」「面接確約オファー」が数字で示されます。

これは確かにいわゆる市場価値ってやつが出てきますね。

 

私は今は個人事業主でありまして、素で答えようとすると答えられない質問がありすぎて診断に支障が出るので、入力した情報はテキトーです。

あなたが会社員でしたら問題なく入力できる項目ばかりです。

この診断の先にある情報の詳細を知りたい、活用したい、と思ったら登録が必要になります。

登録をしても週に1回「【ミイダス】企業からのアプローチ状況(先週1週間)」というメールが届くだけなので、せっかく最後まで答えたのであれば、ついでに登録しておくのがいいでしょうね。

こちらから→ミイダス←のトップページへ

 

あと「市場価値」とは名乗っていませんが、同じような情報を診断してくれるツールを紹介します。

3.パソナ「年収診断・年収査定シミュレーション」 ←クリックで診断ページへ

転職エージェント「パソナキャリア」のサービスです。

質問項目はシンプルで、下記のような3択問題が5問。

その後にSTEP 6として経歴に関する項目がいくつか答えるだけです。

そうすると年収相場がはじき出されます。

先ほどのミイダスとはずいぶん差がありますね。

よく見ると下のほうにこんな注意書きがあります。

「サンプルデータを元に算出した値です。入力いただいた項目により、多少の差が生じる場合がございます」

それにしても差、ありすぎじゃない?

こちらから→ 「年収診断・年収査定シミュレーション」 のトップページへ

 

最後にもう一つです。

4.リクナビNEXT「適職診断」 ←クリックで「適職診断」ページへ

リクルートが運営する転職情報サイト「リクナビNEXT」のサービスです。

私の探し方が悪いのか、リクナビNEXTのトップページからは見つけられず、「市場価値 診断 リクナビ」とかで検索しないといけません。

クリックして→→「適職診断」←←に移動します。

「たった3分!」「合計22問」と書いていますが、ホントあっというまに結果が出ます。

途中こんなふうにはげましてくれますし。

結果はこんな感じです↓

仕事選びの価値観と、

隠れた性格が診断されます。

私は「信念を持ったロマンチスト」タイプだそうです。

「発想力が豊かでいつも自分の考えを持っているタイプ。」

「独創性であることが求められる仕事に適正があるタイプ」

らしいです。

合ってるような、なんだかくすぐったい気持ちが…。

 

…ん?

やっぱりこれも市場価値じゃなくない?

 

なんか占いみたいですね(笑)。

 

上のほうで書いたように、「市場価値」を“自分はどんな仕事にいくらの給料で雇ってもらえそうか、という非常に限定された意味合い”ととらえた場合、簡単に診断してくれるのはミイダスとパソナの「年収診断・年収査定シミュレーション」 くらいのようです。

その2つについてもだいぶ差があるのであくまでも参考程度にとどめておくのがよさそうですね。

それをわかった上で両方を見てみるのもおもしろいかもしれません。

ミイダスで診断する

→パソナの「年収診断・年収査定シミュレーション」を試してみる

 

結局のところ市場価値を知るには、人(転職エージェント)に聞いてみるというのがまずはいちばん現実的なんでしょうね。

→ リクルートエージェント転職支援サービス に試しに登録してみる

→ doda に試しに登録してみる

 

転職市場において市場価値を高めるとは?

 

さてここまで見てきた市場価値、あまりにふわっとした感じではありませんでしょうか。

「市場価値を高める」といわれたりしますが、いったいそれってどんな意味や方法があるんでしょうね。

 

市場価値を高める意味とは?

この場合の「市場価値を高める」って、上で紹介したミイダスや年収診断の数字を上げることではないですよね。

そもそもこれら診断はあくまでも参考で、市場価値を知りたければ転職エージェントとか、人に聞くしか方法はなさそうだ、という話しをしてきました。

じゃあ彼ら転職エージェントはあなたの市場価値を診断して、そしてそれを高める方法を考えてくれるんでしょうか?

転職エージェントの仕事は、仕事を探す人と働き手を探す企業を結びつけることです。

つまり仕事を探すあなたの希望と、人を雇いたい企業の希望が折り合えばそれでOKなわけで、そこに実は「市場」という概念は存在しません。

 

だから市場価値を高める「意味」というよりも、「市場価値を高める」という考え方そのものの存在が怪しいわけです。

 

はてなさん
はてなさん
でも資格取ったりすれば市場価値上がるんじゃないの?

 

なるほど、資格を取ると市場価値が上がる、そんな考え方もうなずけます。

資格を取ると市場価値が高まる?

いきなりですが断言します。

資格を持ってるだけじゃ仕事にならない

これは以前に別の記事で書いたことですが、その考えは変わっていません。

 

資格を持ってないとできない仕事(税理士、弁護士、行政書士、医者…)だったらそんなことないんじゃないか、と思いますよね。

そのとおり、たしかにその仕事自体は資格がないとできません。

けどその仕事、どこからくるんでしょうか?

資格を取ったら自動的に誰かが仕事の依頼にくるんでしょうか?

経験もないあなたに、「資格を持ってるから」というだけの理由でなんの面識もない人が依頼にきます?

あなたが逆の立場だったらそうしますか?

 

もう一つ。

そこまでしてその資格、取りますか?

 

いま例にあげたのはメチャメチャ難しい資格ですよね。

それでもそんな状態なのに、もっと楽して取れる資格で、しかも持ってるだけで仕事が舞い込んでくる資格なんてあるんでしょうか?

あったらぜひ教えて下さい!

私がトライします(笑)

 

資格を取ることの意味について、詳しくは下の記事を読んでみてください。

40代の転職。資格を取る意味はある?ない?資格の魔力を解き明かす。

 

なにがいいたかったかというと、「市場価値を高める」という考え方そのものがおかしい、ということです。

 

「市場価値」の高い/低いに惑わされずイキイキと働くために

市場価値なんて高める必要はないんです。

もっというと高めるべき「市場価値」なんて存在しないんです。

 

「市場」なんて存在しない

 

この記事の最初のほうでこんなことを書きました。

「売り買いが発生しない所に市場価値は存在しない」し、「人間の価値と市場価値は関係ない」

 

結局のところこれなんですよ。

「転職市場」なんて言葉が明確に定義や吟味もされず、安易にまかり通っているからおかしなことになるんです。

 

別に使っている世の中に対して反対意見を表明しましょうとか、「転職市場」という言葉をなくしましょうとか、そういうことをいっているんではありません。

 

使われてるけどそれっていったいなにを指してるの?

 

というのを冷静に見極めて、いってるようでなにもいってない、そんな言葉に惑わされないようにしましょう、ということです。

 

ここまでつきあわせてきていったいなんなんだ!って思ったかもしれませんね(笑)

私がお伝えしたいのはこちらです。

 

高めるべきは自分の満足

 

そもそもなぜ「市場価値」に興味を持ったのか。

なんのために「市場価値を高めたい」と考えたのか。

その気持に向きあってみてほしいのです。

 

まだ本気で転職を考えてるわけじゃない。

でも今の仕事をしている中で、転職を考えたくなる不満や不安がある。

そんなことなんじゃないでしょうか。

 

それってきっとあなたにとって、新たな一歩を踏み出すチャンスなのかもしれません。

転職だけの話しではないと思います。

異動とか転勤とか出向とか転籍とか…

いろいろあるんでしょうね。

 

その生まれた気持を大切にじっくりと自分の心の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

そしてよくわからない「市場価値」なんかではなく、本当に自分が納得のいく「満足感」を高めることを考えてみませんか。

 

まとめ:「はたらく」ことについて考えてみよう

今日は「市場価値を高める」という幻想について考えてきました。

そんなものは存在しないんですが、興味を持ったあなたの気持ちはホンモノです。

そしてその気持を大事にしていただきたい、そう考えてこの記事を書いてきました。

なのでその気持ちをきっかけに「はたらく」ということについて考え、行動するヒントを示してこの記事のまとめとします。

 

  • 転職エージェントに相談してみる

→ リクルートエージェント転職支援サービス に登録

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