耳に負担の少ないイヤホンを求めて。骨伝導イヤホンがリモートワークに最強だった。
耳に負担の少ないイヤホンないかな。
難聴とかになってもイヤだし…
こんな悩みにお答えします。
・耳に負担の少ないイヤホン。骨伝導イヤホン最強仮説
・リモートワークで使える耳に負担の少ないイヤホン、Shokz Aeropex
※AftershokzはShokzとブランド名が変わっています。本記事ではAftershokzとShokzが文脈によって混在していますがご容赦ください。
私は研修講師という仕事柄、1ヵ月の半分以上オンラインで研修をやっているという生活が続いてます。
そうすると、平均して1日あたり6〜7時間もイヤホンつけっぱなしのこともあって、耳への負担がハンパないのです。
リモート環境になった当初メインで使っていたのが、iPhoneについてくる純正のイヤホンです。
音質や発話にまったく問題はないんですが、耳の中に入れるタイプなので、鼓膜にダイレクトにくる感じでかなり耳への負担を感じます。
耳の奥、たぶん鼓膜だと思うんですが、ジンジンと痛い。
さらに静かな場所にいると、ずーっと「キーン」とうっすら耳鳴りがしている感じです。
そんな私がいろいろとリサーチした上でのオススメをご紹介します。
詳しくは順に紹介していきますが、もっとも耳に負担の少ないのは骨伝導タイプのイヤホンだと判断して購入しました。
ひとくちに骨伝導といってもいろいろ種類がありますが、通話ができるマイクつきのものは仕事で使うのには必須です。
Bluetooth接続タイプのものは仕事以外でも使えそうなので、テレワークだけでなく幅広い用途で使いたい、そんなあなたにはより適しているんじゃないでしょうか。
結論だけ先に書いてしまうと、私はShokz(アフターショックス)のAeropex(エアロペクス)を選択しました。
といってもShokzの宣伝でもなければまわし者でもないのでご安心ください(笑)
一銭ももらってないわ。
この記事ではなぜ私が骨伝導イヤホンを選んだのか、その過程をご紹介していきます。
結果たまたまAftershokzだった、というだけです。
なにも売りつけませんのでご安心を。
といいつつちょっとだけ宣伝(笑)
以下の記事ではAftershokzのAeropexを実際使った感想をレビューをしていますので興味があれば読んでみてください。 |
耳に負担の少ないイヤホンを求めて
リモートワークが増えてイヤホン使う時間が長くなった
今さらあえていうことでもないでしょうが、2020年4月の緊急事態宣言以降、世の中が一変しました。
それまで研修といえば対面で、一か所に集まって実施するのが当たり前でしたし、コーチングやキャリアの面談も直接顔をあわせておこなうのが当たり前でした。
それが今では、打ち合わせや会議は当然のようにオンラインが主流に。
研修についても、少しずつ対面での実施も戻ってきてはいるとはいえ、オンラインの比率が高まっていて、再びもとの世界に戻るということはないんだろうと感じています。
こんな時代の流れを象徴して、リモートワークの環境を整えることは非常に重要ですね。
いろいろと環境を少しずつ整えていく中で、あるとき私はイヤホンの大切さを感じました。
【参考記事】
イヤホンを見直す前に買い揃えた、リモートワーク環境を快適にするための必須アイテムを5点、厳選して紹介をしていますので興味のある方は読んてみてください。 |
従来のイヤホンの問題点
先ほどもご紹介しましたが、私がそれまで使っていたのは、iPhoneについてくる純正のイヤホンです。
これですね。
イヤホンとしての性能や、話すマイクとしての性能もまったく問題なく不自由は一切していません。
なんですが、このイヤホンのように耳に入れるタイプのものは「インナーイヤー型」と呼ぶそうで、これだとよく音が聞こえる分、ダイレクトに音が鼓膜をビンビン刺激する感じがします。
オンラインでの研修の後や、長時間の打ち合わせが終わった後とか、耳の奥がうっすら痛いんですよね。
さらにイヤホンをしていない状態で静かなところにいると、ずっと「キーン」と耳鳴りがしている感じがして、不快です。
そんな心配が頭をもたげたりするわけです。
私の場合だと研修のある日は朝から夕方まで、途中の休憩を抜いても6〜7時間はイヤホンをつけっぱなしにしているので、結構負担が大きいんですね。
そんなわけで、イヤホンを見直すことにしました。
耳に負担の少ないイヤホン。骨伝導イヤホン最強仮説
どんな種類のイヤホンが耳に負担が少ないのか
とにかく最優先、重視したのは「耳に負担が少ないこと」。
この一点です。
調べたところ、下記のような条件になりました。
スクリーニング条件
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そうすると、実は次に買おうか、と狙っていたこちら↓通称「うどん」はあきらめざるを得ませんでした 笑
それとか、もっと気合いの入った下のものも。
条件を満たすのは、ひとことでいうと、
耳をふさがないタイプのイヤホン
とにかく耳の中への直接攻撃を防ぐ、ということを最優先に、耳をふさがないタイプのイヤホンを探しました。
そうすると、条件を満たしそうなのは、タイプとしては2つ。
- 耳にかけるタイプ(イヤーカフ型?)
- 骨伝導タイプ
この2つのようでした。
それぞれ代表的なものをいくつかご紹介します。
耳にかけるタイプ
1.ambie
ambie(アンビー)という、耳にかけるタイプで、世界のソニーの技術(!)を使って開発されたようなので、性能的には大変スグレモノだと思われます。
2020年9月現在2つのタイプがあるようで、ご紹介したうち、上のタイプが有線、下がBluetoothのタイプです。
形もユニークで、価格も大変お手頃ですね。
この製品の特徴は、私の理解ですと(違ったら訂正してください!)、すごい狭い指向性を持ったスピーカーのように、耳の穴の奥にだけ音を飛ばす感じですかね。
同じ技術を使った(んだと思う)、本家ソニーもこんな製品を出しています。
※2022年10月加筆。下記の製品になったようです。
3.ソニー ブルートゥースイヤホン イヤーカフ
2.ソニー ブルートゥースイヤホン イヤーカフ
上で紹介したambieと違うのは、耳の外側に引っ掛けるんじゃなくて、耳の中に入れるところ。
↓こんな感じです。
(出典:https://www.sony.jp/headphone/products/SBH82D/feature_1.html#L1_90 )
ただ、インナー型やカナル型と違うのは、音を飛ばしているから(私の解釈)、耳に対する負担がより少ないのと、指向性が狭く正確に耳の音に音を飛ばすようになっていること。
だから音漏れも少ないみたいです。
ここで初めて音漏れ、なんていう話題を出しましたが、耳に入れないタイプのイヤホンは、結構音漏れが気になるものが多いようです。
いってみればちっこいスピーカーぶら下げてるだけじゃないか、みたいな。
なので、耳をふさがないタイプのイヤホンは、必ず音漏れのことが記載されています。
特に音漏れが気にされることが多いのが、耳をふさがないもう一つのタイプ。
骨伝導タイプ
骨伝導タイプ、骨で音を伝える、イメージできますでしょうか?
ベートーヴェン、ってご存知ですかね?
そう、あの、
ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン♪
の。
それとか第九の。
って、バカにすんな、って感じかと思うのではしょりますが、ベートーヴェンも後年は難聴に悩まされながらも作曲を続けたとか。
そしてそのハンデを克服するために使ったのが「骨伝導」といわれています。
なんだかわからないと思うので、まともな説明をご紹介しますね。
ベートーベンという有名な音楽家がいます。 「運命」「第九」など、数々の名曲を作ったこの人物は、晩年、難聴に悩まされていました。 音楽家として大変なハンディですが、彼はある方法でそのハンデを克服し、作曲活動を続けました。
それは何と、口でタクトをくわえ、そのタクトをピアノに押し付けるというものでした。こうすることで、ピアノの振動がタクトへと届き、さらに歯へと伝わります。 歯に伝わった振動が頭がい骨を震わせ、その振動が蝸牛へと届く…こうしてベートーベンは音を聴いていました。 これこそ「骨伝導」という音の聴き方そのものです。
(出典:http://www.cosmogear.co.jp/boneconduct/)
どうでしょう?
イメージわきましたでしょうか?
要は、音を頭蓋骨の振動を利用して伝える。
それが骨伝導タイプのイヤホンです。
実は骨伝導タイプのイヤホンは前々から興味があって、いつか欲しい、と思っていました。
その当時はまだ開発がそんなに進んでいなかったからか、調べてみると、音漏れのことだったり、音質のことだったり、なかなかグッとくるものに出会えませんでした。
今回は、必要にかられて、というのと、使用目的がオンライン研修とか会議、とかで明確なので、私のニーズは下記の点に絞られているわけです。
つまり、
- 長時間していても耳が痛くならない
- 相手の話しがちゃんと聞き取れて
- こちらの話しがちゃんと伝えられる
ということで、これさえ満たせば良い、と。
ぶっちゃけ、音楽的な音質は二の次です。
上記の3点で候補に上がったのが下記のような製品たちでした。
1.Shokz Aeropex
先にお伝えしておきますが、私はこのAftershokzのAeropexを選びました。
同時に検討したのは以下の製品たち。
2.Aftershokz TREKZ AIR
私が買ったAeropexと同じShokzというメーカーですが、もう少しお手頃な価格の製品です。
3.Bonein BN-702T
Boneinとかいてボーン・イン、と読むようですね。
「骨にイン!」みたいな感じでしょうかね。
デザインは嫌いじゃないんですけど、でもちょっとデッカイな、という印象。
そしてレビューでは音漏れが激しいのと、(求めてないとはいえ)音質も今ひとつ、ということで候補から外れました。
もうお伝えしていますが、私は上でご紹介のAftershokz Aeropex(アフターショックス・エアロペクス)に決めました。
その理由については以下のとおりです。
リモートワークで使える耳に負担の少ないイヤホン、Shokz Aeropex
もともとあまりたくさんの製品を見比べたり、長いことじっくりと悩んだりするタイプではないので、早い段階で、
と結論に近いところにいってしまいます。
あとはその製品のレビューとかを追いかけていって、間違いなさそうだな、と確信を強めて買う、そんな私の意思決定プロセスだと思って聞いてください。
Shokz の Aeropex を選んだ理由
もともと重視していたのは下記の条件でした。
- 長時間していても耳が痛くならない
- 相手の話しがちゃんと聞き取れて
- こちらの話しがちゃんと伝えられる
そういう意味では、上で紹介した骨伝導タイプのものはどれも条件を満たしていた、といえます。
じゃあなぜAeropex(エアロペクス)に決めたのかというと、そうはいっても、というプラスオンの条件が決め手になってます。
いや、まぁそうなんですけど、そうなんですけど、決め手になった理由も、決して見過ごせない大事な点だったんです。
私の使用状況を考慮に入れると。
つまり、上の3項目だけでは自分の使用条件では事足りないことに気づかされて、より適当な条件を備えているのがAeropexだった、というわけです。
その決め手とは、下記の点です。
- 26グラム、という圧倒的な軽さ。上で比較したBoneinは45グラム。同じAftershokzのTITANIUMもわずかの差ですが36グラム。
- 連続使用時間が8時間。Boneinは12時間(!)。TITANIUMは6時間。
長時間つける、ということで、軽さとバッテリーがどれだけもつか、というのは重要です。
重くて首が痛い、とか、研修一日バッテリーもちません、とかじゃ話しになりませんからね。
他には、決定とは直接関係ありませんが、
- 防水機能もIP67(シャワー浴びても平気!)に対して、他の2つはIP55と少し劣ります。
といっても、シャワー浴びながら使ったり、研修中に汗だくになることもないので関係ありませんが(笑)
値は張りますが、こんな理由で決めました。
なぜか、といわれたら、こう答えるしかないですね。
まとめ:多少高くても仕事と健康への投資と思ってよいものを
確かに安い買い物ではないです。
定価で18,000円強、実勢で16,000円くらい。
でも、よくよく考えたら、今回候補からは外れましたが、Airpodsとか、Airpodsプロとかだったら20,000円から30,000円くらいはするわけですよね。
それに比べたらはるかに安い。
そして難聴のリスクが減るのなら全然高くないなぁ、と。
2年保証がついてますから、多分、3〜4年は最低使うことになるはずです。
となると、この先どうなるかわかりませんが、年間100日オンライン研修をやると仮定して、1日あたりの研修時間を7時間とすると、年間使用時間、研修だけで700時間。
さらに打ち合わせやキャリア、コーチングなどの面談も含めると、超ザックリですけど、1年間に1000時間使うと。
短く3年、と見積もって3,000時間の使用時間。
16,000÷3,000=5.33333…(円)
1時間あたり5.3円、1日7時間使用で37.1円。
コンビニのコーヒー1杯にもなりません。
そんな投資をケチって難聴をわずらうほうがよっぽど損だな、と思いません?
あくまでも私個人の考えですが、こんなことを思って骨伝導イヤホン、Aftershokz Aeropexを新調したお話しでした。
ご参考になれば幸いです。
ここまで読んで買う気マンマンになったあなたは、今すぐこちら↓からどうぞ。
そして慎重派のあなたにはこちらを↓。
まだ買ったばかりですが、近々、使ってみての正直な実感をレビューします。
2020年9月28日追記:レビュー記事を書きましたので、よろしければ以下の記事も参考にしてみてください。
2021年7月再追記:購入後10ヵ月経っての情報を一部追加しました。まったく元気で快適そのものです。
また下の記事ではもっとお手軽なリモートワークに役立つアイテム厳選5点を紹介していますので、よろしければ読んでみてください。
【まずはこれだけ!】リモートワークで買ってよかったアイテム厳選5点
本日は以上です。