転職エージェントが信用できない!を解消する5つの対処法。
どういうこと?
転職エージェントが信用できないなんて噂を聞くと心配になりますよね。
大事な転職活動で「騙された!」なんて思いしたくないですもんね。
そんな心配にお答えします。
こんにちは。よたろーです。
自分自身40代後半でキャリアチェンジに成功しました。
ちなみに私個人の経験だと一番お世話になったのはリクルートエージェント転職支援サービスでした。
ただそれはいろんな転職エージェントとお付き合いしたからこその結果だと、当時をふりかえると間違いなくいえますね。
そんな転職活動も経験し、今は研修や面談、カウンセリングを通じてキャリアを考えたり転職活動される方の支援をしている「キャリアのプロ」になりました。
●そもそも転職エージェントってどんな存在?
●「騙された!」とならずに転職エージェントとうまく付き合う方法
この記事を読むと転職エージェントがなぜ「信用できない」なんて噂がたつのか、そして実際どんな転職エージェントに気をつけたらよいのかわかります。
その上で「騙された!」とならずに満足のいく転職活動ができるようになること間違いなしです。
なぜ転職エージェントは信用できないといわれるのか
この記事を読んでいただいてるあなたは、どこかで転職エージェントが信用できないという噂を聞かれたんでしょうか?
もしくはなんかしらの理由で転職エージェントって信用できるのかな?という疑問を持たれてる、ということですよね。
または直接イヤな目に逢われて「もう信用ならん!!」て思ってるとか?
おそらくこんなことがありそう、というのを以下にまとめてみました。
転職エージェントが信用ならない5つの理由
私自身が経験して感じたり、またネットでも調べたりしてみるとこんなことがありそうです。
転職するときに転職エージェントは信用できないなと僕は思ってしまいました。やはりどこか企業よりかな…と思ってしまいます。求職者から報酬は取れないので無料で相談となるのですが…それだとやはり企業寄りになるのは致し方ないような気がします。
— ごはんつぶ@独房ジム(精神はミニマリスト) (@Max_Gohantsubu) June 17, 2020
ボーナスもらったし誕生日も迎えたし、会社辞めたいって思うけど決まってないんだよなー
転職エージェントはくそなやつしか持ってこないから信用できないし
何かの手違いで誰か紹介とかスカウトしてくれないかな
本気で探してるから、マジでそういうの欲しい— レオ (@Reo_0622) June 25, 2019
✅転職エージェントは信用できない?
◯エージェントに急かされる
◯エージェントから条件に合わない求人を紹介される転職エージェントが信用できないとされる典型的な理由ですが、使い方次第で解決できます。
担当変更やエージェント変更をしましょう。
担当がイケてない=全部ダメではない。
— コーシ@転職/採用の人 (@koshi_recruit) November 13, 2019
転職エージェント「●●さん(僕)の専門性を高く評価している○○株式会社の人事部長から直接オファーがきています」
僕「ほぉ」
転職「書類選考応募しますか?」
僕「じゃ、試しに」
後日
転職「残念ながらお見送りになりました」
僕「??人事部長死んだんか???」
— いいねする おばけ3号 (@ghost03typeiine) January 31, 2022
マジで注意。転職エージェントは絶対使うべきだけど、相手は選んだ方がいい。「とりあえず入れそうな求人ばかり送ってくる」「自分の希望を聞いてくれない」「返事遅い」「アドバイス求めても的外れなこと言ってくる」なら即変えて。転職は「どこに転職するか」も大事だけど『誰に相談するか』も超大事
— よしぎ|大転職時代の生き方 (@happyyoshigi) February 5, 2022
https://twitter.com/masa_career/status/1489594677259304961?s=21
まとめると、転職エージェントが信用できない理由は以下の5点になりそうです。
1 送ってくる案件がいい加減
2 強引に案件を進めてくる・こっちの都合を聞かない
3 アドバイスしてくれない
4 レスが遅い
5 約束を守らない
もちろん全ての転職エージェントがこんなわけはなくて、サービスを受けた方が信用できないな、と感じるポイントは上記のような感じなんですね。
それぞれザッと見ていきましょう。
1 送ってくる案件がいい加減
なんか最初の面談なんだったの?と思わせるようなナナメ上の案件。
「そんなこといいましたっけ?」みたいな。
あえて変化球を投げてきてるならその意図とか目的を説明してくれればまだ納得もできるんだけど…
まだ具体的に考えてないから話だけ聞いてほしい、と言ってるのに次から次へと興味ない案件をガンガン送りつけてくる。
2 強引に案件を進めてくる・こっちの都合を聞かない
ぜんぜん興味ない業種、案件をゴリ押し。
もちろん自分の視野が狭い可能性はあるので話を聞かないわけではないけど。
それならわからないわけでもないのに、背景も理由もなくただ「応募しろ」の一点張り。
それで応募して万が一いい線いっちゃったら内定承諾しろ。
いいからいけ、みたいな。
まぁ内定までいったらそれはそれで嬉しくなくはないんだろうけどさ…
今の業界から変わりたい、って言ってるのに「お前無理だからこれにしろ」の一点張りで同じ業界の同じような案件しか持ってこない。
いや、だったら転職しないつーの。
3 アドバイスしてくれない
職務経歴書とか履歴書とかぜんぜん見てない、見てる形跡がない。
なんか直したほうがいいとか、具体的な企業に応募する段にはそこに向けてリライトしたほうがいいんでは?
とこっちが素人ながら思うのにスルー。
模擬面接してくれないの?
まぁ模擬面接とまでは言わないまでも、せめて先方の企業の風土とか人事の担当者の志向とか…そういう情報を一切くれない。
ひょっとしてつかんでない?
4 レスが遅い
案件を送ってきてすぐ応募するかしないか決めろ、とか言ってくる。
あんまり強引だから気乗りしないけど応募するよ、と返事したらそれ以降返事がない。
応募できてんのかできてないのか不安になってると、突然明日面接です、ってオイ!
5 約束を守らない
〇〇までに返事します。
確認しておきます。
電話しますメールします…〇〇します…。
てなにもその通りやらんやないかい……
こんな感じでしょうか。
確かにこれでは転職エージェントが信用ならない、といわれても仕方ないところですね。
ただ同時にこれってそもそも社会人としてどうなの?という疑問もわきますが、どう思います?
(4の「レスが遅い」とか5の「約束を守らない」とか)
そもそも転職エージェントってどんな存在?
さてここまで転職エージェントが信用できない、という印象を与えてしまう原因についてご紹介してきました。
そもそも社会人としてどうなんだ?
という点はここではいったん置いておき、なぜ転職エージェントが我々求職者から「信用できない」と思われるような行動に走ってしまうことがあるのか。
転職エージェントというビジネス
まずここでは転職エージェント、というビジネスモデルについて触れておきます。
以下は大手の転職エージェントdodaのホームページに記載されているものをお借りしました。
細かい点や名称・呼称などは会社によって多少の差はありますが、基本的な流れは同じです。
出典:dodaホームページより
こちらは転職を希望している求職者に向けてのページなのでもちろん記載されていませんが、忘れてはならないのがお金の流れです。
転職エージェントはボランティアではないのでお金を稼がないと企業としてやっていけません。
でも上の図の「あなた」つまり職を探している「あなた」は、一切お金を支払うことはありません。
じゃあ誰が払っているの?
答えは明白ですね。
残ったもう一方、つまり一番右端の「企業」。
人を雇いたい側が負担することになります。
要はウチの〇〇というポジションに相応しい「あなた」という求職者を紹介してくれてありがとう。
ということでいくらかの(結構な)額を成功報酬として支払うことになっています。
転職エージェントの存在意義
大前提として一つお伝えしておくとすると、転職エージェントはもちろん「その道のプロ」です。
彼らの仕事は転職を考える求職者が満足のいく転職先を探すこと。
そのために求職者であるあなたの職歴や経験の棚卸しのお手伝いをしてくれるだけでなく、働くことに対するや価値観などの内面を明らかにする「自己理解」のお手伝いもしてくれます。
転職活動を進めるのには欠かせない力強い相手です。
彼らのゴールはあなたに満足のいく転職先を見つけて転職してもらうこと。
ただ先ほどもご説明したとおり、転職エージェントは企業の求人にマッチした人材を送り込み、その対価として企業から報酬をもらうことで成り立っているビジネスです。
だからこそ求職者、あなたや私のように転職を考える側はタダでサービスが受けられるということでした。
そして転職エージェントのキャリアカウンセラーとかコンサルタントとか(エージェントによって呼び名は異なります)はたいていの場合、というかほぼ間違いなくその会社の社員です。
ということは社員であればもちろん、避けては通れない「業績」や「成果」というものを彼らは一様に負っています。
私がお会いしたり直接知っているエージェントさんは、皆ちゃんと求職者のためを考えて寄り添おうとする人たちばかりです。
そしてエージェントという職種を選んでいる人の多くは求職者のためになりたいと思って活動していると私は信じたいです。
ただ、ただそうはいっても、ときに業績が厳しくなったり会社からの強い圧力があると、求職者の意にそぐわない就職先に押し込んでしまおうという行動に出ざるをえないときがあります。
現に彼らの悩みの多くはこの板ばさみです。
これは必ずしも彼らが悪いわけではありません。
転職エージェントは信用できないという話が話題ですが、
転職エージェントさんは数字を追う営業マンで、自分の目先の数字しか見てない営業マンと、顧客(転職候補者)のことを考えて最適な提案ができる営業マンがいて、
前者の方が割合が多いという世の中ほとんどの業界と同じ構図なだけだと思います。— 藤田佳佑 (@sato310sss) June 30, 2019
こんな現実もある、ということですね。
中にはハナから自分の利益のことしか考えないエージェントもいるかも知れません。
残念なことですが一定数いるということは頭に置きながら、怪しいと思ったらすぐに距離を取りましょう。
それでもしつこくしてくるようなら、本当にそういうダメエージェントなのでさっさと見切りをつけましょう。
幸い私の身の回りにはいませんね。
「騙された!」とならずに転職エージェントとうまく付き合う方法
ここまで読んできていかがでしょう。
転職エージェントというビジネスモデルの構造を頭に入れておけば、むやみに「騙された!」と思うことも少なくなるんじゃないでしょうか。
その上で上手な転職エージェントとの付き合い方について考えてみましょう。
ポイントは全部で下記の5つです。
1 複数のエージェントに登録する
2 複数のエージェントに登録してることをエージェントにも伝えておく
3 安易に妥協しない
4 気に入らないことは率直に伝える
5 社会人としてのマナーと人としての気遣いを忘れない
簡単に一つずつ補足しておきますね。
1 複数のエージェントに登録する
同じ企業が複数のエージェントを使っているケースも多いです。
その一方で各エージェントによって持っている案件というのは異なります。
企業であれば仕入れ先は複数の会社と取引しますよね?
自分が買い物する時もいろんなお店を使い分けたりしませんか?
それと同じことです。
エージェントによって持ちネタが異なるとともに、得意領域も違います。
そうすると紹介される案件に幅が出るのはもちろんのこと、あなたに対する見方もエージェントごとに違います。
一方のエージェントであなたの強みとされたことが別のエージェントでは弱みと捉えられたり、そんなことも起こり得ます。
多様な観点からのフィードバックは深い自己理解に繋がります。
2 複数のエージェントに登録してることをエージェントにも伝えておく
これは普通に競争原理を働かせることでちゃんと対応してもらうことをねらうものです。
いい加減なこと言うなら他行くよ、というプレッシャーになりますよね。
転職エージェントは上でご説明したように決定させないと成果になりませんから。
そう書くとなんかいやらしい感じがするかもしれませんね。
実はそれ以上に重要な効果があると思っています。
どういうことかというと、他のエージェントでの進捗を伝えることが思わぬ発見につながることがあるからです。
ん?どういうこと?
ですよね。
私の場合がまさにこれでしたので、実体験からご説明します。
あるエージェント(Aとします)から紹介された案件で選考がある程度進むも途中で敗退。
そのことを別のエージェント(B)で話したら彼にとっては意外、というかそのエージェント(B)とはそっちの方向での話はしてませんでした。
そしたらその話しを聞いたエージェント(B)が、
「よたろーさん、そっちの方面もありなんだったらこういう案件がありますけど?」
なんて提示してくれたんですね。
それが決め手で今の仕事につながりました。
上記のような私からの情報開示がなかったらその案件も紹介されず、そうすると今の私もなかったな、と思うと感慨深いです。
まさにプランドハプンスタンス*。
*ジョン・クランボルツが提唱したキャリア理論。興味のある方は以下の記事も読んでみてください。
人生に迷ったときに読みたい一冊。キャリアコンサルタントおすすめキャリアの本。 |
3 安易に妥協しない
これはエージェントとの付き合い方、と言う点でも重要ですが、それ以上にあなたの心持ちかもしれません。
「そもそも転職活動してる目的はなに?」というのを見失わないようにしましょう、ということです。
でないとなんか違和感があるまま案件が進んで、めでたく内定!
となったはいいけどなんだかモヤモヤする…
そんな感じのまま先方からとかエージェントから急かされると…
イエスと言ってしまいそうですよね。
プレッシャーはわかりますが、そんなモヤモヤを抱えてている状態だとしたら、いったん落ち着きましょう。
心の声を聞きましょう。
私も実は同じようなことがあって、内定間近まで行ったんですが、そこで考えました…
「今の仕事でうまく行ってないのに、同じようなところに足突っ込もうとしてないか?」
と。
収入面での条件はこちらの方が良かったんですが、止めました。
どっちが正解だったのかはわかりませんが、私は今楽しく働けてる環境を考えると間違いではなかったんだろうな、と確信しています。
4 気に入らないことは率直に伝える
これはこの記事の最初の方で紹介した「信用できない」エージェントに当たってしまった場合にもあてはまりますね。
そもそもその転職エージェントを切る、という手もありますが。
ただ例えばリクルートやデューダみたいな大手だと、彼らしか持ってない、かつ未公開案件といった大きなポテンシャルを閉ざすことになります。
なのでそういうときはエージェントを変えてもらえるように働きかけましょう。
その場合「お前気に入らんのじゃ、変われ」とエージェント本人に直接伝えられてもうまいこといかなそうですよね。
手はいくつかありますが、以下のような点に気をつければ良いと思います。
■エージェントに直接伝える場合:
「提案がちょっと思っていたのと違った。
ついてはもし差し支えなければ、他の業種担当をしている方のお話しも聞かせてもらうようにはできないか。」
のような感じの内容を、丁寧に依頼する。
■エージェント会社が別の窓口を持っている場合
上記と同様の内容を当該窓口に伝える。
ただいずれの場合もぜひ気をつけていただきたいのが、最初に担当してくれたエージェントをおとしめないこと。
その方は一生懸命やってくれたけど、自分としては他の方と話してみたいというわがままを聞いてほしいという丁寧な姿勢を忘れないこと。
でないと逆にそのエージェントサービスの中であなたが「信用できない求職者」のラベルを貼られてたらい回し、最悪相手にしてもらえなくなってしまうこともないとはいえません。
そういう意味では一番大切なのはこちら↓でしょう。
5 社会人としてのマナーと人としての気遣いを忘れない
主張すべきことはしっかりと主張する、というのは大事です。
それもこれもこの一点があってのこと。
それは、
社会人としてのマナーと相手を尊重し気遣うこと。
これを忘れないでいただきたい。
エージェントだってもちろん人です。
そして求人案件も単なる紙のデータではなく、その向こうには採用したい、という人事の人がいるわけです。
そういう思いと想像力を欠かすことなくしっかり人として対峙しましょう。
エージェントに信用されずしていい案件を紹介してもらおう、なんて虫の良すぎる話だとは思いませんか。
以上が転職エージェントとの上手な付き合い方です。
まとめ
ここまで読んでこられたら、もう「騙された!」と思うことも無くなりそうじゃないですか?
あとは行動あるのみ。
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転職エージェントを活用した転職活動の進め方については下記の記事を参考にしてみてください。
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