40代。転職活動を成功させる、たったひとつの秘訣。
こんにちは。よたろーです。
転職活動について、これまで何度かお伝えしてきています。
特に順序を意識しているわけでもありませんが、
ステップ1:40代になって後悔しない転職活動のすすめ
ステップ2:40代の転職活動。転職サイトに登録したら、これを忘れるな!
とお伝えしてきました。
そして本日の記事をステップ3と位置づけてご紹介です。
転職活動って?
ここまで上でご紹介した2つの記事を読まれていたら、ここはすっ飛ばしていただいて構いません。
これまでにも再三再四、「「転職」じゃなくて「転職活動」です。大事なのは」という話しなので、ご存知でしたらもう耳タコかと 笑
もしこちらの記事でお初にお目にかかります、というあなたに、前提、というか目線を揃える意味で、簡単に
- 「転職活動」とはなんぞや?
- そして「転職活動」と「転職」とはなにが違うのか?
について書かせていただきます。
あくまでも私の言葉の使い方、定義づけ、の話しなので、世間一般とずれがあるかもしれませんが、その点はご容赦ください。
ひとことでいうと、
「転職」とは結果の状態であって、「転職活動」とはそこに至るプロセス、過程であるよ、
ということです。
……。
んー、なんだ、当たり前じゃん。
って思いましたね、あなた。
ねぇ!
思ったでしょ!!
いや、おっしゃるとおりです。そのとおり、アタリマエのことです。
じゃあ、それをなぜ私がことさら話題にするのか、というと、
非常に大事だから
それは、転職を目指す人だけじゃなくて、転職を考えていない人にも、とにかく働く人すべてにとって、転職活動は必要不可欠である、と考えているからです。
あなたはどちら派ですか?
おそらくこの記事を読まれているということであれば、どちらかというと転職に傾いてらっしゃるんじゃないかとお察しします。
もしそうだったとして、お聞きします。
ずっと転職のことって考えてました?
就職したての頃から考えてました?
そんなことないですよね、きっと。
じゃあもう一つお伺いしますが、
いつ、転職を考えるようになりました?
最近ですか?
それは何かきっかけがありました?
ひとつじゃなく、3ついっちゃいました、一気に 笑
ここであなたからの答えを期待しているわけではないんです。
(どうせ聞こえないし)
私の経験上、それは自分だけ、ではなくて転職したいろんな人の経験も含めて、転職を考えるきっかけって、結構ネガティブだったり、やむにやまれず、だったり、人によってはあるとき突然に、みたいなことが多いのかな、という気がしています。
突然そんな状況に追い込まれちゃって、でもどうしていいのかよくわからない。
もしくは、
考えたこともなかったので、目の前に降って湧いたチャンスをうまくつかめなかった。
ということもあるんだと思います。
個人的にはこの後者を運良くモノにできたタイプだと思ってます。
突然現れた危機的状況を乗り越える、でも、降って湧いたチャンスをモノにする、でも、あなたにはとにかく機会を逃してほしくない、そのために大切なのは「転職活動」である、と信じて疑いません。
転職活動は、すべての働く人に必要とされるリテラシーである
といっても過言ではない、と信じています。
そんな思いで「転職活動」を充実した活動にしていただくために、一連の記事を書いています。
そして繰り返しになりますが、これまでステップ1、ステップ2としてご紹介をしてきたのが、こちらの2つの記事です。
ステップ1:40代になって後悔しない転職活動のすすめ
ステップ2:40代の転職活動。転職サイトに登録したら、これを忘れるな!
前置き長くなりましたが、本日ここからがステップ3となります。
転職活動の進め方 ステップ3
ここまで読まれたあなたであれば、
転職サービスにできるだけたくさん登録し、
気合を入れて職務経歴書を書き上げた。
と、ここまではいいですね。
ん?
ね?
ね、ね?
いいですよねっ?!!
ま、まさか…
やってないなら今すぐ出直してこいっっっ!!!
とは、まぁ別にいいませんが、こちらはその前提でお話しを進めさせていただきますので、ご了承ください。
ステップ2の記事(「40代の転職活動。転職サイトに登録したら、これを忘れるな!」)では、職務経歴書の大切さについてお伝えしたわけですが、記事の終わりのほうに、こんなことを書きました。
そして書いたものにフィードバックをもらいながら、さらに進化させていくこと。
これこそが転職活動の重要なプロセスであり、目的であると考えています。
ここに書いた、「書いたもの」とは職務経歴書のことです。
そこにフィードバックをもらって進化させる、ってどういうことでしょうかね?
ここでいう、フィードバックとはなにかというと、まぁ厳密性やいろんな意味で使われたり、最近は「フィードバックじゃなくてフィードフォワードね」とかとか、様々な文脈がありますが、ここでは難しいことは抜きにして、端的に、
感想、コメント、アドバイス、指摘etc.をもらう
としておきます。
だったら横文字なんぞ使わず最初からそういえやっ!
って感じですかね。
そうかもしれません 笑
あまりに日常的にフィードバックという言葉を使っているので惰性で使ってしまったかもしれません。(反省)
まぁ、要は、自分以外の第三者からの意見をもらう、ということです。
どうしても自分で書いたものには愛着がわいてしまうし、自分のことだからもちろんよくわかってることだらけですよね。
自分の目線で見たら当たり前、ということでも、他人から見たら、意味不明、とか、理解不能、とか、まったく面白くない、とかとか、そんなことが平気で起こります。
自分で苦労して書いたものにケチつけられて、
ふざけんなー!!俺のことなんもわかっとらんくせに!!!
って思うかもしれません。
ま、思いますよね 笑
でもね、そうなんです。そのとおり。
あなたのことなんてなにも知らない。
だから職務経歴書出してくれ、っていってるわけです。
それに対して、
自分は自分!わかってくれなくてもいい!
みたいな態度取られても、ねぇ…。
どうですかね?
ホント、自分が思う自分とか、自分がやってきた仕事のすごさとか苦労とか、そんなもの他人はわからないわけです。
だって見たこともないんですから。
その知らない人に、あなたの魅力を伝えなきゃいけない。
それが職務経歴書の役目であり存在意義なわけです。
フィードバックの価値 その1
じゃあ、その、あなたの書いた職務経歴書が、その役目を果たせているのかどうか、どうしたらわかるのか、というと…
そう、他人の目しかないのです。
自信満々で応募しても、返ってくるのはすげないお祈りメールばかり、だったり、下手すると返事がない、なんてケースあるんじゃないでしょうか。
そうすると、もう一体なにが良くてなにが悪いのかわからないですよね。
そこで大事にしていただきたい、そしてフルに活用していただきたいのが、転職エージェントであり、キャリアアドバイザーであり、キャリアコンサルタントであり…なのです。
つまり、第三者である彼らから、あなたが書いた渾身の職務経歴書に対してフィードバックをもらう、これが非常に大切なんです。
そうしてみると、自分の思い込み、とか、自分の勘違い、とか、他人にはこう映ってるんだなぁ、というのがはっきりしてきます。
これがわかると、どう修正かけていけばいいのか、基準ができますよね。
出しても出しても良い返事がない、とか返事がない、とかだと、一体どこをどう直せばいいのか、まったくわかりませんからね。
最初はね、凹むこともあるかもしれません。
特に率直にフィードバックくれる相手であればあるほど、
グサッ!!
と核心をついてくるかもしれません。
まぁそれが現実ではあります。
そういう現実と向き合うのも、転職活動の貴重な一面だと思います。
世間の風は冷たい
これが、私が最初に、「マジメに」転職活動を始めたときに感じたことです。
それは職務経歴書がショボかったのももちろんですし、自分自身について自信を持ってやってきたことも、
ふぅ〜ん。
で?
みたいな感じで、まったく伝わらない 笑
もちろんそんな失礼なリアクション取るエージェントの方はいなかったので、あくまで私のとらえ方の問題です。
でもね、とにかく、
自分が見ている世界と相手が見ている世界は違う
というのを痛感します。
そんなことわかってるよ!
って思いますよね?
いや、そのとおりでしょう。頭では、ね。
それを現実のものとして受け容れるには、はじめての経験だとちょっと時間と、自分の中でのチューニングが必要になりますね。
なんかイヤなことばっかりだし、そんなに凹まされるんなら転職活動なんかしたくないなぁ…
なんて思っちゃいますかね? 笑
第三者の観点で率直な意見をもらうのは決してイヤなことではないと思うですが、まぁ、それはそうかも、というのは理解できます。
確かにあっちいってもこっちいっても、くる日もくる日もダメ出し、じゃもちろんイヤになりますよね。
で、ちょっとそれるかもしれませんが、第三者であればホントは誰でもいいんですよ。他の会社に勤めてる友人とか、家族とか、でもね。
ただ、親しい仲であればあるほど、
グサッ!!
とくる度合いは高いような気がしますし、そんなフィードバックをもらったあなたの方も、
うるせーっ!!お前になにがわかるっ!!
って売り言葉に買い言葉、みたいになっちゃうかもしれませんよね。
それに彼らは転職のプロじゃない。
そういう点で、転職サービスのエージェントやキャリアカウンセラーとかを使い倒しましょう、とお伝えしているわけです。
そして彼らは当然仕事なので、対応もプロフェッショナル。
グサッというフィードバックにも礼儀あり、でうまく伝えてくれることでしょう 笑
それでもダメ出しとかヤダ、とかいっちゃってるあなたに朗報!
ダメ出しだけじゃないんです!彼らがくれるのは!
フィードバックの価値 その2
自分のことって、自分が一番よくわかっているつもりでいながら、実はよくわかってない部分も結構多いんです。
それとか、自分に対して自信がない(自己肯定感が低い)場合、自分の強みがよく見えない、とか、「こんなこと『強み』っていっちゃ笑われるんじゃ…」とか、そんな状態におちいることも往々にしてあります。
私ももちろんそんな部分はありました。
そこを、第三者の目線で、
「〇〇さんって、こういうところ、強みですよね」
とか、
「〇〇さん、こういうことを大切にして頑張ってこられたんですね」
とか、
そんな風に伝えられると、こそばゆい反面、気持ちいいいです。
で、彼らはなにかを売りつけようとしているわけではないので、お世辞をいうことはあまりないです。彼らにとっての売り物は、いってみればあなたなので、そのいいところを見つけたいと思いますし、変な売り方したら後々困るのは自分たちですから。
ただ、それでも彼らも就職を決定させてなんぼ、の商売をしているので、あなたがあまり気乗りのしていな案件を強引に勧めてくる、というリスクはないとはいいません。
まぁその点は、私が前提として置いています「転職活動」なので、うまくやってください 笑
そういうお世辞みたいのがないのがほんとにいいエージェントなんですけど、彼らも人間ですし、仕事ですから、そのへんは察してあげることも必要かも。
ただ、私が知ってる範囲にはなりますが、そういう人材系の仕事をされてる方は本気で求職者のこととか、採用側のこととか真摯に向き合っている人が多いな、という印象です。
そうはいっても第三者のフィードバック多いほうがよいので、ひとつふたつではなく、なるべく多くの転職サービスに登録して、できるだけ積極的にいろんなエージェントとお話しすることをオススメします。
以上二点、職務経歴書に対して、第三者視点でのフィードバックをもらう、というのが実り多い転職活動にするために大切なことですが、最後にもう一点、非常に重要な観点をお伝えさせていただきます。
それは、
人と会ってどんどん話すこと
これまでに紹介してきたように、職務経歴書を書いて、エージェントと面談してフィードバックをもらって、自分の経歴を客観的に整理して、強み弱みを取り入れて、職務経歴書を充実させていく、というのが大きな流れでした。
これを実行していただく過程で、自然に経験することにはなるのですが、実行する意味が、とか、実行するのにイマイチ踏み出せない、というあなたにお伝えしたいな、と。
上でお伝えした、「人とどんどん話すこと」でなにがいいのか、というと、いいかえると、
話すことで自分の頭が整理されて思考の言語化が進む。
ということが挙げられます。
第三者からフィードバックをもらうことも、もちろん大切ですが、それと同じくらい大切なのが、自分で自分の思いを言語化し、語り、それを自分の耳で聞く、という行為です。
これも自分自身の発言からのフィードバックといえます。
話しながら、自分の話しを聞くことで、「あれ?」と思ったり、納得したり、「ちょっと違うかも?」なんていう思考が自分の中で起こります。
想像つきますかね?
おそらくこういう経験はあるんじゃないかと思いますが、頭の中で、こうやってこうやって話せばいいんだよな、とか思っていて、かなりしっかり準備したり構想をねったりしたつもりでも、いざ話す、という場になるとぜんぜんうまくいかなくて、思ったとおり言葉も出てこないし、事前に考えてもみなかったようなまとまりのない話しになってしまった…。
そんなことありませんか?
そうなんですよ。
学術的な正当性とかは置いておいて、話すことで考えが進化したり、深化したり、まとまったり、ということがあります。
なので、いろんな転職エージェントと面談して話しを繰り返すことで、自分の経歴や強み弱みをうまく伝えられるようになるだけでなく、自分が本当に大切にしていることはなんなのか、自分って一体何者なのか、ということが見えてきます。
転職活動のゴールとは
単に学歴やら経歴やら肩書やら、スペックとしての自分、ではなくて、人としてなにを大事にして生きてきて、この先なにを大事にしていくのか、そしてそのためにどんな職業人生、その後の人生を送りたいのか、そういったことを明らかにしていくこと。
これこそが、転職活動のゴールであり、目指すところです。
ここまでやってみて、結果、「転職しよう」と思えたなら、その先にはきっともっと幸せな人生が待っていると信じています。
ここまででいったん、転職活動について、は区切りとさせていただきます。
【これまでの記事】
ステップ1:40代になって後悔しない転職活動のすすめ