超わかりやすい!自己理解の実例つき。キャリアコンサルタントが自分を分析。
そんな疑問にお答えします。
●自己理解の具体的な種類とその方法
●キャリアコンサルタントである私の自己理解の実例
実例つきで自己理解のやり方を紹介します。
これを読めば、あなたも簡単に自己理解が試せます!
ご紹介するのは国家資格キャリアコンサルタントであり研修講師でもある私が、実際に相談者や受講者の方と試している方法です。
皆さん大きな発見を持って帰られます。
そもそも自己理解はなぜ必要か
いきなり自己理解のやり方にはいる前に、なぜ自己理解が必要なのか考えておきたいと思います。
というあなたはこちらをクリックしていただくか、上の目次からジャンプしてください。
まずあらためて自己理解の必要性について簡単に押さえておきたいと思います。
詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
自己理解はいろんな局面で大事
今あなたがこのページを読まれてるのはどんな理由からでしょうか。
- 今の仕事に悩んでいる?
- 転職を考えている?
- 職場もしくは家庭の人間関係で悩んでいる?
- 自分のことがよくわからなくなっている?
こんなところでしょうか。
他にもまだあるかもしれませんね。
アドラー心理学によれば、人間の悩みのほとんどすべては人間関係だともいわれていますし。
対人関係がうまくいかないのは、どうでもいいはずのごく一部にだけ焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしているのかもしれません。 #心理学 #アドラー心理学 #嫌われる勇気
— アドラーの言葉:心理学 (@Alfred_Adler_bo) December 23, 2020
今日これからご紹介していく自己理解の方法はアドラー心理学のカウンセリング手法ではありません。
ただ「対人関係」でふりまわされないためには、自己を客観的に見つめることが大事です。
自己を客観的に、俯瞰的に見つめることを「メタ認知」といいます。
聞いたことあるかもしれませんね。
このメタ認知して自分を客観的に見つめることは自己理解の第一歩といえます。
ひとくちに自己理解といっても対象はいろいろ
自己理解、自己理解といっていますが、自己理解っていったい自分のなにを理解することなんでしょうか?
例えば以下のような項目が考えられますね。
- 肉体的なスペック:身長体重、足のサイズ…など
- 健康上の数値:血圧、空腹時血糖値、尿酸値、γ-GTP値…など
- 履歴書的なスペック:出身地、学歴、家族構成…など
- 身につけたもの:知識、技術、経験…など
- 性格:のんびり、おっちょこちょい、せっかち…など
- 内面:ものの見方・考えかた、興味・関心、感情、期待、不安…など
- 動機の源泉:モチベーション、やる気スイッチ…いろんな呼び方があります
1〜3くらいであれば、どうやってやったらいいかはっきりしてますよね。
1、2なら病院いけばいいし。
3もまぁいいですよね。
先祖代々の家系図を復元するんだ、とかそういう話しはまた別かもしれませんが、今日ここでは取り上げません。
というかこのブログで取り上げる予定はありません(笑)
ここで自己理解の対象としたいのは4から7までです。
表面的、客観的にわかるスペック・仕様というよりも外からは見えづらい内面とかそういった部分ですね。
表から見えづらいところでもあり、また身長・体重のような明確な尺度もないのでなかなか測りづらく、よって手法もたくさんあるんですね。
「測る」という言葉もなじまない気がします。
じゃあどうやって理解するのか、という方法について見ていきましょう。
自己理解の具体的な種類とその方法
自己理解の具体的な種類
自己理解を深めるための方法はたくさんあります。
先ほどから何度か紹介している下記の記事でも3つほど紹介しています。
もちろん上記の記事で紹介しただけではないですし、数限りなくあるといってもいい過ぎではありません。
大きく分けると手法として下の4つくらいに分類できるんじゃないでしょうか。
あくまで個人的な感覚に基づいての分類なので学術的な裏づけがあるわけではありません。
- 方法1:質問を活用する(面談・インタビュー、自問自答*など)
- 方法2:過去をふりかえる(モチベーション曲線*、自分史など)
- 方法3:現状を分析する(SWOT分析*、ライフロールシートなど)
- 方法4:テスト(やりがいカード、スキルカード、VPIなど)
ざっくりこんな感じですかね。
これらのうち*をつけたものについては、上で紹介した記事でも取り上げていますのでよろしければ読んでみてください。
そしてモチベーション曲線については、このあと詳しく取り上げます。
自己理解の方法、進め方
上で紹介したのは自己理解を深めるための手法です。
いずれの手法を試すにしても、進め方にはそれぞれバリエーションがあります。
一人でやる、二人でやる、みんなでやる、という3つですね。
なんじゃそりゃ!
と思ったかもしれませんが、それぞれメリット・デメリットがあるので簡単に説明します。
一人でやる
自分一人でやるのに説明もなにもないじゃん、て感じですかね。
まぁそうですよね、じっくり一人で取り組むだけです。
誰にも見られないので気がねしない
いつでも何回でもやりなおせる
誰からの意見ももらえない
わからなくても誰にも質問できない
これでいいのかわからなくて不安
二人でやる
ここでいう二人でやる、というのはあなたと同じ境遇の友達や仲間を見つけて二人で、という意味ではなくて、第三者の壁打ち相手とやるという意味です。
第三者とは外部のキャリアコンサルタントとか転職エージェントのキャリアカウンセラーとかコーチとか、そういう人たちのことです。
その道のプロ、といってもいい存在です。
質問されたり意見をもらったりすることで気づきが深まる
わからないところは教えてもらえる
プライベートなことを知られたくない
そもそもどこにいるの?
お金かかるケースもある
外部のプロの活用方法については以下の記事も参考にしてみてください。
みんなでやる
上の一人と二人のあわせ技みたいな感じですが、やり方はいくつかあって、それぞれメリット・デメリットがあるでしょう。
複数の参加者でいっしょにやるので、研修的なイメージをしていただけば良いと思います。
1.ファシリテーター1名+友達・仲間複数名
一人よくわかっている人(2名のときのその道のプロ)をファシリテーター(=場を仕切る人)にして、有志を集めてやるパターンです。
質問されたり意見をもらったりすることで気づきが深まる
わからないところは教えてもらえる
いっしょにやってくれる人が見つけられないかも
プライベートなことを知られたくない
そもそもどこにいるの?
お金かかるかも
2.ファシリテーター1名+知らない人複数名
この場合はファシリテーターであるキャリアコンサルタントや研修講師がサービス提供する場合がほとんどでしょうね。
あなたは応募して参加するだけ、というケースになります。
まったく知らない価値観の人と出会える
質問されたり意見をもらったりすることで気づきが深まる
わからないところは教えてもらえる
よく知らない人にプライベートなことを知られたくない
そもそもどこで探せるの?
お金かかることが多い
3.友達・仲間で複数名
この場合が一番気楽かもしれませんね。
上の1なり2なりを経験した人、もしくはお友達でその道に精通している人がいたらできると思います。
その場合に一点アドバイスさせていただくとすると、なれ合いにならないことが大事でしょうね。
お互い率直にものがいえることと、その場で出されているものを題材として話しができればいいんですけど、それまでの人間関係が影響しちゃって、
「だいたいあなたって〇〇だよね」
とか、
「〇〇が△△っていってたよ」
とかとか、
思い込みや決めつけ、憶測で話しがされると、まったく意味がないものになってしまいます。
だったら一人でやったほうがマシじゃん、みたいな。
ここまで実際の自己理解の進め方について説明してきました。
もし興味があるけどどこに相談していいかわからない、ということでしたらご相談ください。
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自己理解の実例:私が自分でやってみます
さて自己理解についてご理解いただいたところで、いよいよ本日のメインイベント、
私が自分を題材に自己理解をやってみた!
に移りたいと思います!
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
モチベーション曲線を試してみます
上でいくつか自己理解の種類を紹介してきましたが、今日はモチベーション曲線をやってみましょう。
モチベーション曲線はモチベーショングラフといわれたりもしますが、どちらも同じです。
モチベーション、つまりやる気の上がり下がりをグラフのように可視化して描きます。
シンプルですが自分の価値観をつかむのには効果的な方法で、研修や面談でもよく使われる手法で、ひょっとすると一番多いかもしれないですね。
モチベーション曲線の描き方
モチベーション曲線の描き方ですが、いたってシンプルです。
こんな感じ↓
縦軸にモチベーションの高い低い、横軸には時間を取ります。
どこまでを+ーにするとかなにを0に置くとか、時間軸をどう取るかとかは適当でOK。
自分基準でやってください。
実際に多いのは、それぞれのキャリアに応じて左右されますが、社会人歴3〜10年前後であれば社会人になってからの期間を対象に。
1〜2年目くらいまでであれば学生時代を含めての期間を。
もっとキャリアが長ければ、社会人歴全部をふりかえっても良いですし、過去10年くらいとかでも良いです。
特に決まりはないので。
ただ物心ついてから今までの何十年、という感じになるとモチベーション曲線というよりは、上のほうで名前だけ触れた「自分史」になってくるのでもう少し細かいフォーマットを使うことが多いですね。
実例:キャリアコンサルタントの私が自己分析
さてそれでは、いよいよ私の実例をお見せしたいと思います。
前提として社会人になってから退職するまでの20年くらいをグラフにしてみました。
そしてあまりに赤裸々になりすぎてしまう部分があるので多少フェイクありです。
それでは見ていただきましょう!
ここでお見せするのは以上です。
久しぶりにやってみて思ったのは、文字を消しているところも考えると、自分の動機の源泉や価値観はこんなところだったんだなぁ、というのに気づきました。
どんなところかというと…。
- 「経験がない新しい挑戦」「誰もやったことがない」という仕事にやりがいを感じる
- 頼られると責任感を持って頑張れる
- 反面逃げられない責任感に追い詰められることが多い
- 孤立感・孤独感、必要とされてないと感じるとモチベーションがグッと下がる
そう考えると人事・人材系の仕事にほとんどタッチしてこなかったのに、右も左もわからないまま今の仕事に飛び込んだ、というのも我ながら納得です。
もう少し詳しい内容や、実際に自分で活用する際のコツや留意点、そしてフォーマット(モチベーション曲線、自分史の2点!)はnoteで有料にて公開していますので詳しく知りたければぜひ御覧ください。
noteの記事はこちらをクリック↓
また自己理解をやってみたい!ということでしたら直接ご連絡いただいてもOKです!
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まとめ:軽い気持ちで試してみよう!
いかがでしょうか。
モチベーション曲線を使った自己理解の進め方、ご理解いただけましたでしょうか。
もし興味があればそんなに難しく考えずに取り組んでみることをオススメします。
さらに自己理解を進めたいというあなたのために、以下に追加の情報を紹介しますので参考にしてください。
おすすめ書籍三選
1.自己理解のフレームがもっと知りたい
『人生を変える記録の力』
メンタリストDaiGoの本です。
SWOT分析含め自己理解にとどまらないたくさんのフレームが紹介されています。
自己理解だけでなくいろいろな資料をまとめたりするのにも大いに役立ちますね。
2.自己理解のための問いが知りたい
『質問7つの力』
以下はアマゾンの商品紹介ページからの引用です。
そこに書かれていますが、ホント「名著」だと思います。
*本書は2003年に小社(引用者注:ディスカバリー・トゥエンティワン)より刊行された『その気にさせる質問力トレーニング』を改題、再編集したものです。
質問は「答えを引きだす」
質問は「思考力をきたえる」
質問は「貴重な情報を引きよせる」
質問は「状況をコントロールする」
質問は「人の心をひらく」
質問は「聞く力を向上させる」
質問は「人をその気にさせる」部下指導、交渉、セールス、面接、取材、
家族との会話、そして“自分への問いかけ”etc…
あらゆるコミュニケーションは「問い」から始まる。ビジネスコミュニケーションの名著、復刊です。
3.自己理解とキャリアの関係が知りたい
『その幸運は偶然ではないんです!』
キャリアチェンジ、自己変革、行動すること。
いろんな面において大きな影響を与えてくれた一冊です。
このブログでもしつこくご紹介していて、ぜひあなたに読んでみていただきたい一冊です。
下記の記事でこの本について詳しく紹介しています。
自己理解を助けてくれる「その道のプロ」に相談する
キャリアコンサルタントに相談
「キャリアコンサルタント」を名乗るには国家資格を持っていることが必要です。そうでない場合にはキャリアカウンセラーとか、違う呼称になっていますのでご注意ください。
ただ国家資格を持っていればみんながみんなちゃんとしたコンサルタントで、持ってないとダメなのか、ということでも必ずしもありませんのであまり神経質にならなくても大丈夫でしょう。
後で紹介しますが、転職エージェントのキャリアカウンセラーがキャリアコンサルタントの資格も持っている、という場合がありますしね。
そういう方のほうが、資格は持ってるけど人事系の仕事もキャリアコンサルタントとしての活動もなにもしていない、という人よりもよほど頼りになると思います。
キャリアコンサルタントに出会える方法として2つご紹介しておきます。
1.近所のハローワーク
ハローワークには必ずキャリアコンサルタントがいます。
そしてキャリアカウンセリングも無料でしてくれます。
ただ時間は限られますし、こちらから自己理解ツールをやったものを持っていってもそれに基づいてカウンセリングしてくれるとは限りません。
東京都内限定ですが、都の公共事業としてこんなサービスがありますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
2.厚労省のウェブサイト「キャリコンサーチ」で探す
厚生労働省が管理運営しているサイトです。
国のお墨付き。
「キャリコンサーチ(キャリアコンサルタント検索システム)」とは
キャリコンサーチとは、国のキャリアコンサルタント名簿に登録している「キャリアコンサルタント」と「キャリアコンサルタントを探したい企業担当者や個人等」ご利用者とのマッチングを支援するキャリアコンサルタント検索システムです。出典:https://careerconsultant.mhlw.go.jp/search/Matching/CareerSearchPage
サイトを実際に見ていただくとわかりますが、以下のような条件で自由に検索できます。
- キャリアコンサルタントの居住地から探す
- 対応可能業務から探す
- 対応可能領域から探す
- 得意分野から探す
- 所持資格等から探す
- 個別相談の方法から探す
2020年11月末現在3,800名が登録しているようですから、きっとあなたの希望にあったキャリアコンサルタントが見つけられると思います。
転職エージェントに登録
転職エージェントについては詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
記事を読まなくても、主要な転職エージェントについては下記のリンクから登録できますので、簡単に登録だけしておいてはいかがでしょうか。
職務経歴書や詳しい登録情報はあとからでも追加・修正できますので。
キャリアカーバーなら厳選されたヘッドハンターが非公開求人をご紹介
今日は以上です。
自己理解についてもっと知りたければ、下記からご連絡ください。
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