仕事にやりがいなんていらない?ないよりはあるほうがいい。【キャリアのプロが答えます】
仕事のやりがいってなんなんだろ?本当に必要なのかよくわからない…
誰か相談に乗ってくれたりしないかな…
そんな悩みにこたえます。
●仕事のやりがいを見つけるたった一つの方法
●「仕事のやりがい」への不安を解消する相手の見つけ方
この記事を読むと仕事のやりがいに対する不安が軽くなるヒントが見つかります。
そしてそのために何をすればいいかがわかります。
こんにちは。よたろーです。
私は研修トレーナー、国家資格キャリアコンサルタントとして主な活動をしています。
年間で延べ1000人くらいの方々に対して、研修やコーチング、キャリアの面談をおこなっています。
就活や転職といったキャリアに関する悩みごと。マネジメントや評価者研修、中堅、新人若手などの研修プログラム。
どんな相談や研修であっても私が大事にしているのは「イキイキとやりがいを持って働ける」そんな自信と「やれそう」という見通しを持ってもらうことです。
かくいう私自身もその昔、仕事にやりがいが感じられずモヤモヤとしていた時期がありました。
私の場合は最終的に退職して今の仕事にたどり着きましたが、それはあくまで結果がそうであっただけです。
今はそんな昔のような私を支援する研修講師でありキャリアコンサルタントでもあります。
もし私が当時の私と話していたら、前の仕事をやめずにその会社でイキイキと働いていたかもしれません。
仕事にやりがいはいらない?
仕事にやりがいっていらないんでしょうか?
まず私なりの考えを述べさせていただくと、ズバリ
仕事にやりがいは必要です
なんでそんなことがいいきれるのか。
それもすごく単純な理由です。
そうじゃないと仕事が楽しくないから
なんだそれ?って感じのリアクションですね(笑)
でもやっぱり夢中になってる状態には勝てないなー、って思うんです。
つまり楽しんでやることで本来の力を発揮しやすくなるし、その結果として成果もついてくるということかなと。
ちょっと話しはそれるかもしれませんけど、2022年の北京オリンピックで見事銀メダルに輝いたカーリングのロコ・ソラーレ。
見たことがあれば一目瞭然なんですけど、彼女たちいつも笑顔で戦ってますよね。
どんなにプレッシャーがかかって苦しいときでも。
彼女たちの明るさについて決勝で戦ったイギリスのある選手はこんな風にいっています。
日本チームの明るさについて「大好きです。一緒に戦っていて楽しいです、本当に。笑ったり、カーリングにとって大事なことです。
それからプロ野球日本ハムの監督、ビッグボスこと新庄剛志さんはこんなことをいっています。
僕ね、いつも言うんですけど、みんなを楽しませようとしてやってませんからね。自分が楽しもうとしてやったら、みんなが楽しんでやってくれるだけです
スポーツの話しでしたけど、彼らにとってはまさにそれが仕事だし、普通に働く私たち以上の想像を絶するようなプレッシャーの中で成果を求められていますよね。
そんな彼らは楽しむことで結果を出している。
そうすると周りも幸せになる。
これこそが仕事のやりがいに通じることだと思うんですよね。
そういうお前はどうなんだ?
て思われますよね、きっと。
私も今は楽しく充実感を感じながら仕事できてるなぁ、と思います。
もちろん大変なこともたくさんあるし、プレッシャーを感じたり疲れたなぁ乗らないなぁなんて気になったりするときもあります。
でも受講者や相談者のみなさんが元気になって帰っていってくれるのを見るととてもうれしくなります。
そしてそう思えるようないい結果が出てるときって、必ず私も楽しめてるときだなぁと今これを書きながらあらためて噛みしめてます。
わかります!
もちろん楽しいことばかりじゃない。
日々の仕事を考えたらむしろ辛いことの方が多いかもしれませんね。
意味がわからない面倒な作業、嫌味な上司、生意気な部下、わがままなお客様…
仕事にやりがいなんていらない。
金のために心を殺して働け。
やりがいなんて他で探せ。
ちょっとネットを検索するだけで、こんな主張を多く目にするのもわかっています。
ネットの情報だけではなく、実際に働いていた自分も鬱になって休職したこともありました。
なのでそういいたくなる気持ちもよぉ〜くわかります。
当時のことを思い出すと未だに胸が苦しくなることもあります。
それでも…
あえていいます。
仕事にやりがいはあったほうがいい。
なぜか。
だってそれのほうが充実感があって楽しいから。
嫌だ嫌だって思って毎日仕事に行くより、楽しいと思えるほうがいいんじゃないかなぁと。
あなた自身そう思いませんか?
そして恋人や家族だってあなたのそういう姿を見たら幸せだし、子供には「働くって楽しいこと」と思ってもらえるのって素敵なことだと思うんですよねぇ。
仕事のやりがいを見つける方法はある?
どうしたら見つけられるの?
そんなあなたに「キャリアのプロ」として、だけでなく苦しかった私自身の経験からアドバイス!
仕事のやりがいを見つかるたった一つの方法。
それは自己理解。
自己理解。
自己分析をとおして自分をちゃんと理解すること、です。
しっかり自己分析ってしたことありますか?
意外と自分のことってわかってなかったりするものですよ。
「仕事の」やりがいを見つけるのには、「自分の」やりがいがわかっていないと難しいと思うんです。
そのためにも自己理解は大切です。
自己理解といってもいろんな切り口や方法があります。
目的に応じて適切な方法を選ばないとわかりたい自分がわからない、なんてわけわからないことになります。
たぶん今この記事を読んでいただいていて「仕事のやりがいがわからない」というあなたに最適なのは以下の方法ですね。
すごいシンプルな図ですが、これをモチベーション曲線と呼びます。
使い方を簡単に説明します。
①アルファベットのTを横にしたような線を引きます。
②縦(上の図で+ーになってる棒)はモチベーションの高低を表し、
③横棒は時間軸をとります。
あとは過去の自分の経験を思い出して、モチベーションの上がり下がりを時間の経過とともにグラフにしていきます。
ざっくりですがだいたいで大丈夫です。
縦のプラスマイナスの幅、時間軸のとりかたに決まりはありません。
自由にとってみてください。
特に時間は1年でも5年でも10年でも、または物心ついてからでも。
そして線を描いてみたら山に当たるところ、谷に当たるところに、「具体的に」なにがあって、そのとき「どういう気持ち」だったのかを書き入れてみましょう。
それをながめてみると、山に共通すること、谷に共通すること、が見えてきませんか?
もっというと、山にも谷にも共通することが見えたりしませんでしょうか?
それがあなたのモチベーションの源泉、つまりやりがいの素といえるものです。
あなたのやりがいの素、わかりました?
それに照らすと今の職場や仕事はどんな感じでしょうか?
「ここは満たされてるけど、ここは足りてないなぁ」
とかそんなことがわかってくると手の打ちようも見えてくるんじゃないかと。
もう少しこのモチベーション曲線について詳しく知りたければ、下記の記事で私が自分を題材にやってみたものがありますので見てみてください。
超わかりやすい!自己理解の実例つき。キャリアコンサルタントが自分を分析。 |
さらに、自己理解ってなんのために必要で、モチベーション曲線の他にどんな自己理解の方法があるのかなどの興味があれば下記の記事も参考にどうぞ。
自己理解を深めるのはなぜ大事?キャリアのプロがその目的と方法を解説します。 |
「仕事のやりがい」不安。誰か相談に乗って欲しい。
ここまで読んでこられていかがでしょうか。
やりがい、見つけられそうですか?
先ほど紹介したモチベーション曲線や、もしお読みになっていれば他の自己理解についての記事(自己理解を深めるのはなぜ大事?キャリアのプロがその目的と方法を解説します。)で紹介した各種自己理解を試してみるのも効果的です。
それだけでもじゅうぶん効果的なんですが、さらに効果的な方法があります。
それは、
人に相談すること
って感じですよね。
でも人と話すことには大きな効果がありまして、あなたはこんな経験ありませんか?
なんかモヤモヤしていることや悩みごとを人に話しているうちに勝手に整理されて自己解決した、みたいな経験が。
これはコーチング用語で「オートクライン効果」といわれていまして、こういうものです。
自分が話したことば(内容)を自分で聞くことによって、自分が考えていたことに気づくこと。
ですから自分でせっせと自己理解をするのもいいんですが、それに加えて人と話すとより一層の効果があるんです。
ですよね。
それで私が重宝した、というか当時は自己理解なんて意図はなかったんですが、結果として頼りになったのが、転職エージェントのキャリアアドバイザーやキャリアコンサルタント、でした。
転職エージェントのキャリアアドバイザー(企業によって呼び名はことなります)はリクルートエージェント転職支援サービスとかdoda(デューダ)とかとかであなたの転職の相談に乗ってくれる、転職のプロです。
転職考えてないのにそんなふうに使っていいの?
確かにそう思いますよね。
面と向かって「転職考えてません」とはいわない方がいいでしょうね。
でも「いい機会があれば是非!」という態度は必要だと思います。
それにあなたの目的は仕事のやりがいを見つけることですよね。
であれば今の段階では転職を考えていなくても、結果的に別の道に進む、というのもありなんではないでしょうか。
転職エージェントを使った転職活動については以下の記事も参考にしてみてください。 |
ですよね。
であれば、私のようなキャリアコンサルタントに相談してみるのもありです。
キャリアコンサルタントはフラットにあなたのキャリアについての相談に乗る立場です。
誰に肩入れすることもありません。
1.厚生労働省が運営しているキャリコンサーチ。
こちらは国家資格キャリアコンサルタントを所轄している厚生労働省が運営しているサービスです。
「居住地」「対応可能業務から」「対応可能領域から」「得意分野から」「個別相談の方法から」
など、様々な切り口から検索することができます。
ちなみに登録者数は4,633名(2022年1月末現在)ということなのできっとあなたにあったキャリアコンサルタントが見つかるのではないでしょうか。
2.地元のハローワーク
ハローワークウェブサイトで所在地やサービスなどが見られるようになっています。
無料で相談に乗ってくれるキャリアコンサルタントがいるだけでなく、様々なサービス「え!?こんなのも!!?」と思うようなものも無料や格安で用意されています。
ただいきなり検索して、というのもハードル高いかもしれませんね。
そんなあなたに朗報です!
今この記事を読んでいただいているあなたに、初回限定で無料でご相談に乗っちゃいます!
ご興味のあれば下のボタン↓からご連絡ください。
お名前(ニックネーム可)とメールアドレスだけでご記入いただくだけです。
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まとめ
最後にひとことだけ。
くりかえしになりますが、せっかく一日のうちの長い時間を使って働くなら、私はやりがいを感じながら働けたほうがいいなと思っています。
ですが本当に仕事にやりがいが必要かどうか、最終的に判断するのはあなたです。
ただ今のまま面白くないな、と思いながら毎日を過ごすのであれば、気晴らしに何かやってみるのもいいんじゃないでしょうか?
ご紹介した自己理解を試してみるとか、転職エージェントに登録するとか、キャリアコンサルタントに相談してみる、とかとか…
この際だから気軽に一歩踏み出してみませんか!
本日は以上です。