新しい自分に出会いませんか?変わるために本当に必要なのはこれだ!
「40代だけど、転職するには遅いかなぁ…」
「もうすぐ40だし、35歳限界説とか聞くけど、転職できるのかなぁ…」
「禁煙したい。もう趣味の領域だけど、また挑戦してみようか」
「禁酒したいけど、酒なしの人生なんて考えられない」
「老後2000万円時代とかいわれてるし、投資をしたいけど、なにから始めたらいいのか…」
いろんな悩みがあると思いますが、根っこは一つ。
あらゆる悩みの「根っこ」を知って、解消に向けた見通しを立てましょう。
本記事の内容
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この記事を読むことで、なにかを変えることはそんなに難しいことじゃない、というのがわかります。
そして、変えるためには単なるやり方だけではない、ものの見方、考え方といったスタンスの重要さが理解できます。
そこに取り組んむことで、うまく変えられそうだ、という見通しが立つんじゃないでしょうか。
私は、自分でいうのもなんですが、やめること、変えることに関してはいろんなことで結果を出してきています。
- 禁煙:7年。その前は喫煙歴25年以上(途中1回3年の禁煙期間あり)
- 酒:5年。飲酒歴30年以上(
未成年のときから…) - 転職:40代後半で成功
- 体型・食事のコントロール:176cm・63〜4kg。20代からほとんど変わっていません
- 坐禅:4年目。2016年後半から。ほぼ毎日欠かさず。今は毎日45分程度
- 読書ブログ:まる5年。2015年9月から。毎年読んだ本をすべてレビュー。2020年9月時点で314冊
現在は、人の「変わる・変わりたい」のお手伝いをする仕事、研修トレーナー/コーチ/国家資格キャリアコンサルタントとして、年間延べ1,000人以上の支援しています。
こうやって書くと「あんただからうまくいったんだろ?!」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
死にものぐるいで努力した、とか、毎日うなされるぐらい我慢した、とか、そんなこと一つもありませんでした。
私は、どちらかというと飽きっぽい、ごく普通の人です。
一緒にがんばりましょう!!
変わろうとするのはなぜ難しい?
なぜ変わるのは難しいのか
まずこの問いから考えてみましょう。
「なぜ変わろうとするのは、そんなにも難しいのでしょうか?」
「または難しく感じるんでしょうか?」
確かに、なにかを続ける、って大変ですよね。
日記をつければそれこそ三日坊主、夏休みの天気調べだって続けられない、そんな子供時代でしたから、よぉ〜くわかります 笑
じゃあ新しいことを始めるときはどうですか?
これも一つの変わる、ということですよね?
そうですよねー、不安いっぱいですよね。
できることなら誰かに教えてもらって、やり方がちゃんとわかってから始めたい。
そんな気にもなりますよね。
でも、いつも誰かが教えてくれる、とは限りませんよね。
まぁ、今の時代はインターネットなんて便利なものがあって、グーグル先生に聞けば大抵のことは教えてもらえる、そんな素晴らしい時代になりましたね。
だからといって、すべての情報が正しいとは限らないし、逆に情報が多すぎちゃってなにを信じたら、みたいなことになりませんか?
また人から直接教えてもらう、というのとはだいぶ違うんじゃないでしょうか。
ここまでの話しをまとめてみると、
- 新しいことを始めるのは不安があって大変
- 一度始めたことも、やり続けるのは難しい
そんなところでしょうかね。
次に考えてみたいお題がありまして、それがこちらです。
人は変化を嫌う生き物である
人は変化を嫌う、こんなこと聞いたことありますかね?
もしくは体験的に、「そうだよなぁ〜」って感じますでしょうか?
そうなんですよ。
本質的に、人間は変化を嫌います。
なぜか、というのが気になったら、下の本を参考に読んでみてください。
つまり、下にあげるようなことは、すべて本能的に「イヤだな」と感じることなわけです。
- 禁酒・禁煙
- ダイエット
- 〇〇断ち
- 日記
- ジョギング
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・
並べていけばキリがありませんね。
だからこそ、変わることは大変なんです。
変われない、からといって嘆くことも、落ち込む必要もありません。
ここでまた次の点について考えてみたいと思います。
「気合い」や「本気」だけでは変われない?
この記事を書く前に、いろいろとリサーチしてみたんですね。
インターネットの海を。
「変わる」「変わりたい」系の情報ってたくさんありました。
そして内容や質もまちまちだなぁ、というのが正直な感想です。
たくさん役に立つ記事もありました、もちろん。
って感じですね。
いやー、すごい時代になったものだ。
ここにたどり着く前には、あなたも同じようにいろんな記事を目にされてきたんじゃないでしょうか?
それであればこれからお伝えすることには覚えがあるかもしれませんね。
また、ここが最初、というあなた。おめでとうございます!
ということではなく、このあとにもいろんな記事を目にされることと思いますが、これからお伝えすることは忘れないでいただきたいな、と。
これまで私が見かけた多くの記事では、変われない原因について、こんなことを書いていました。
すなわち、
あなたが変われないのは、あなたの本気が足りないからだ
とね。
表現はいろいろありましたが、感覚的で申し訳ないんですけど、多くの記事が、冒頭に近い入口でこんなことを書いていました。
これ聞いたらどう思いますかね、あなた?
ですよねー。
もしくは、「ふざけんな!」って感じじゃないですか?
記事のつかみなんで、「おっ!」と思わせて注意を引く、という意図なのかもしれませんが、個人的には感心しないやりかただなぁ、と。
ましてや書いた人が本気でそんなこと思ってるんだとしたら、私は見過ごせないな、と。
実はそう思ったのが、この記事を書き始めたきっかけでもあります。
世の中には確かにこういうテクニックがあって、それでマウントを取って、自分が優位に立とうとする研修講師や研修プログラム、カウンセラーとかコーチとかがいるのは知っています。
ただ私はこういうやりかたは決してしません。
これは私の信念とも呼べるものですが、そんな関係性を築いても、受講者やクライアントの学びには一つもつながらないからです。
そしてこの信念の核ともいえるのが、これなんです。
人は誰でも変わりたいし、変われる力を持っている
誰でも、です。
心の底から、このままでいい、と思っている人なんていないはずです。
それは、誰しもが成長したいと思っているから。
そういう気持ちがあるからこそ、不満を感じたり、イライラしたり、不安を感じたりするわけですよね。
そしてその状況から抜け出したい、と思って努力して、苦しんで、そんな日々を送っているんじゃないすか?
私は心の底から信じています。
誰もが変わりたいと思っているし、変われる力を持っている
ここを出発点として、変わるための道筋をさぐっていきましょう。
あなたが変えたいものを知る
あなたがいちばん変えたいものは?
まず思い浮かべてください。
1秒で。
あなたが「変えたい」ものを「ひとつだけ」思い浮かべてください。
なにが出ました?
おそらく、下記のうちのどれか、ではないでしょうか?
長年しみついた習慣を変えたい
喫煙、飲酒、爪をかむ、貧乏ゆすり…
新しいことを始めたい
ダイエット、ジョギング、ジム通い、英会話、資格の勉強…
今の生活をやめたい
引っ越し、転職、離婚…
反射的に思い浮かべていただいたので、それがいちばん気になっていることのはずです。
と思うかもしれませんね。
でも、出てきた、ということは気になってることがあるからですよね。
それについて、次の質問に答えてみてください。
「なぜ」そのことを変えたいと思うんでしょうか?
変えたい理由をさぐる10の質問
先ほどの質問ですけど、
なぜ変えたいと思ってるんでしょうね?
もう少し詳しく見ていきましょう。
たくさん質問しますが、一つひとつ考えてみてくださいね。
変えたい理由をさぐる10の質問
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この10個の質問に答えてみていかがでしょうか。
なにを感じましたか?
変えたい気持ちはいかがでしょう。
強まりました?弱まりました?
変えられたら、その先にいいことはありそうでしょうか?
今は目の前のひとつの問題について考えてもらいました。
そのひとつの問題は、実はきっかけに過ぎません。
先ほどの10の質問に答えて、考えていく中で、
自分はなにを大切にしているのか
これをつかんでいただくのが目的でした。
そう聞いてみてどうですか?
自分が大切にしていること、なんとなく見えてきましたか?
本当にやってほしいのは、ここから先なんです。
本当に変えたいことはなにかをつかむ
「変えたい」の本当の目的はなにか
あなたが「変えたい」と思っている、目先のことは大小いろいろありますよね。
変えたいことだらけで、もううんざり!
なんていう気分になることもあるでしょうね 笑
先ほどの10の質問を考えてみて、いかがでしたでしょうか。
目の前の問題を解決したいと思うのはなんのためでしたか?
ここが明らかになると、行動も変えやすい気がします。
というか私の場合はそうでした。
うまくいくのは、たいてい目的がはっきりしているとき。
逆に、「やり方」ばかりに気を取られていると、うまくいかないことが多いです。
いくつか例をあげますね。
あくまでも、私の場合、です。
「やり方」の例と目的(筆者の場合)
禁煙その1(失敗)
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禁煙その2
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禁酒
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ダイエット(体重コントロール)
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どうでしょうか。
「やり方」という点では、たいしたことない、というかデタラメですよね。
正直、やり方にはこだわってないんです。
そして、ムリに「〇〇してやる!!」とかも思ってない。
タバコにしても酒にしても、
くらいに思ってるだけですが、別に欲しくならないのでやってない。
それだけ。
それだけ、っていうと勘違いされそうですが、どれもこれもうまくいっているのも、こういうことなんだと思います。
それは、
変えることを目的にしていない
ということです。
タバコをやめよう、と思いたった時期には、こんなこと考えてました。
それでもかなりフワッとしてますけど、だったらなにから変えようかな、と思ったときに手始めに目の前のタバコをやめたらどうなるかな、と思って試してみたわけです。
お酒をやめたときも似たような感じで、退職しよう、という決意が日に日に高まっているときでした。
ですけどそのときに取りかかっていたプロジェクト自体は大変でしたけど、非常にやりがいのある仕事でした。
そのときの心理状態はこんな感じだったでしょうか。
確かこんな感じで、あくまでも酒をやめる、というのはちょっとしたトライだったわけです。
私の話しが長くなってしまいましたが、あなたにも考えていただくためにも「目的」のイメージがつけばいいな、と思って長々と書いてみました。
改めて考えてみてください。
「変えること」の先にある目的はなんでしょうか
もしあなたがなにかをやめたいのだとすると、
- やめた先にはどんな世界が広がっていますか?
- そこであなたは、誰と、どんな表情で、なにをしていますか?
- 今それをやめなかったとして、そこにたどり着くことはできますか?
もしあなたがなにかを始めたいのだとしたら、
- そこにはどんな日々が待っていますか?
- 毎日どんな気持ちで朝目覚め、一日を過ごし、眠りにつくでしょうか?
- 今それを始めなかったとして、その世界にたどり着くのはいつでしょうか?
目の前の「変えたい」にとらわれることなく、広い視野、長い時間軸で考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
大切なのは自分を知ること
自分の目的を知るために大切なのは、まず自分を知ること。
「自己理解」
です。
自分のものの見方・考え方、大切にしている価値観、等を知ることです。
「変えたい」と思っているものごとの向こう側には、あなたの価値観が透けて見えています。
目の前の状況をどうとらえているのか、ピンチなのかチャンスなのか、ポジティブにとらえるのかネガティブにとらえるのか。
「変えたい」こと「変えたくない」ことの基準はなんでしょうか。
それこそがあなたの価値観です。
自己理解を進めるために
ひとくちに「自己理解を」といっても自分ひとりで自己理解を深めていくのは難しいかもしれませんね。
いかがでしょうか。
ふだん、自分のことをふりかえって、自分の価値観とか、自分の存在意義とか、考えることはありますか?
なかなかないんじゃないでしょうか。
自己理解については以下の記事も書いていますので、よろしければ参考にしてください。
自己理解を深めるのはなんのため?逃げずに自分と向き合う方法。
自己理解を進めるのに、方法やツールはいろいろありますが、もっとも簡単で効果があるのが、
壁打ち相手を見つける
ということではないかなぁ、と思います。
どうでしょう。適当な壁打ち相手、見つけられそうでしょうか。
もちろん、あなたの「変わりたい」の内容にもよりますが、基本は、プレーンに傾聴し、共感してくれる人、であればよいでしょう。
ですが、あまり近すぎる人はオススメできません。
あなたもお話ししづらいですよね?笑
あまりよく知ってる間柄だと、今までの関係性や経験が邪魔をして、プレーンに話しを聞くことが難しくなります。
私もキャリアコンサルタントとしてキャリアの相談を受けるわけですが、友人から相談された場合にはコンサルタントとしての対応はできません。
聞き役に徹することはできますけどね。それ以上はムリです。
(倫理規定で「多重関係」として禁止されています)
ですので、あなたも、専門家を「壁打ち相手」として探してみることもオススメです。
専門家というのは例えば、下記のような人たちです。
- ハローワークのキャリアコンサルタント
- 会社のキャリアカウンセラー・産業カウンセラー
- 転職エージェントのキャリアカウンセラー
- フリーのキャリアコンサルタント
- 近所の心理カウンセラー
- 近所の心療内科医
あなたの話したい内容によって相手は変わってくると思いますが、あくまでも忘れないでいただきたいのは、
目先の「変えたい」を相談する
ということではない、ということです。
もちろん、禁煙外来、とか今はあったりしますし、そちらを利用することをとやかくいうつもりはありませんが、忘れないでいただきたいのは、その先にある目的です。
そうすると、人生、仕事、働き方、というキャリアにまつわる話しか、公私に限らない人間関係という話しに、だいたいは落ち着くのではないでしょうか。
あまり深く悩まずに探してみてください。
下の記事も参考にしてみてください。
ちなみに、ですが、キャリアの相談であれば私も受けられますので、ご興味があればご連絡ください。
大切なのは一歩ふみだすこと
最後になりますが、大切なのは動くことです。
壁打ち相手を探すのに、そんなに時間をかけないでください。
医者だって、ピンとこなければセカンド・オピニオン、サード・オピニオンと次々と探していくように、あまり気負わないでいきましょう。
まずは行動してみましょう。